今回は、“古き良き時代の映画”の装いをイメージした大き目の「ハンドトゥース」で作製したジャケットの紹介です。
9月に入り先週までは秋雨前線の影響を受けて雨の日が多くスッキリしない天気が続いていましたが、今週はやっと爽やかな秋晴れスタートで、本日はまた雨となりましたが、お彼岸を越えて朝晩の冷え込みも増してきて、私の服装もやっと秋らしい素材&色調へと移行し始め、更には10月10日を過ぎたら毛羽立っている素材へと早々と進みたいと思っているところです。
このジャケットをお借りした方は、6月に「コットンピケのスーツ」でも協力していただいていて、その時にも書いていますが、10年前に「キャメルヘアのポロコート」を作られてからのお付き合いで、“天神山流”でしつこく提案し続けているクラシックでエレガントな“正統派スタイルの着こなし”には欠かせない拘りのアイテムをこだわりの仕様で作られながら、だいぶ揃って作るものが無くなってきている中で、新型コロナの影響で今年の3月より自宅で過ごすことが多くなり、暇を持て余し古い映画を見返していたら、クラシックなムード漂うで大柄のジャケットが目に止まり、それがきっかけとなり思わず加えていただくことになりました。
この素材は、知る人ぞ知るイギリスの歴史ある生地メーカー“Maling1 & Evans”社の、ツイードとしては比較的軽め410gで、“マーリン&エバンス”ならではの品質を限定した羊(ジェイコブ)から、天然のまだら模様(白、茶、こげ茶)それぞれの地の色を活かす為に染料を使わず紡績したもので、オーバーコートにでも使える迫力のある「ハンドトゥース」柄は、クラシックでエレガントなハイレベルの着こなしを楽しめる優れものの素材でなないでしょうか。
モデルは、この方の最近のお気に入り「NCRC」(オールドカラチェニ)を使い、クラシックにピークドラペルのシングル3ツ釦段返り、フラップポケットのノーベントにしています。
今回のコーディネイトは、白抜きストライプのボタンダウンシャツに、ウールニットのソリッドタイを締めて、ウール&シルクのポケットチーフをスクエアーに飾り、グレーフランネルのスラックスを合わせ、靴は“天神山オリジナル”で作製したスエード・フルブローグで決まりですね。
朝晩の冷え込みも増してきて、今年は順調に秋シーズンへと進んでいると肌身に感じている中、やっと店内も秋冬へと入れ替えをして、“オーダーフェア”もスタートしましたので、秋の深まりと共に今シーズンの1着を加えられてはと思っています。
<洋服のお直し&リフォームサービスのお知らせ>
6月より弊店“TENJINYAMA”の3Fに工房を開設いたしましたので、技術と服飾のプロフェッショナルにお気軽にご相談ください。
<新店舗のご案内>
※一昨年9月に12年間過ごした銀座より品川へ移転しましたのでご案内させていただきます。
新店舗住所:〒140-0004 東京都品川区南品川 5-8-21
電話番号&FAX:03-6228-7321 *今までと同じで変更ありません
メールアドレス tenjinyama@kogaya.co.jp
定休日:日曜日・月曜日・祝日
営業時間:10:00~18:00
※密集を避けるため、ご予約制とさせていただきます。
10月4日(日)、5日(月)、11日(日)、12日(月)18日(日)、19日(月)、25日(日)、26日(月)、11月1(日)、2日(月)、3日(火、祝)、8日(日)、9日(月)、15日(日)、16日(月)、22日(日)、23日(月)、29日(日)、30日(月)はお休みさせていただきます。
※最寄駅は京急青物横丁より徒歩3分、JR大井町より徒歩10分です。
京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、20mで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手角に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
JR大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に20mほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を下り、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
※建物脇に駐車場もございます。
お車でのお越しは、横浜方面から青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、直進してまもなく右手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
弊店“TENJINYAMA”のHPが一昨年11月半ばに新しくなりましたのでお知らせいたします。
アドレスは今までと同じです。(http://www.tenjinyama.jp/)
今後は、大阪店と共によろしくお願いいたします。