今回は、晩秋を過ぎ冬シーズンへと突入と共にベストシーズンを迎える「ローデンコート」の紹介です。
不安定な天気が続きなんとなく暖かく感じた10月も終わり、本日から11月で晩秋へと向かいつつ、一日の気温差が激しく朝晩の冷え込みも増してきて、私の服装も昨日から重ための「フランネル」素材をやっと着れるようになり、今年は「シャークスキン」や「サージ」素材の間ものが何時もより活躍したと思いながらも、今週末は一気に紡毛素材へと2回目の衣替えをしようと思っているところです。
弊店“TENJINYAMA”が取り扱いをスタートして13年目を迎えた、オーストリア“Schneiders”社の定番アイテム「ローデンコート」は、3年前にも書いていますが、オーストリアの貴族が着用していた伝統的なハンティング用防寒コートで、スロートタブ付きのステンカラー、フローティングショルダー(銃を撃つ為に肩の動きを良くした独特の袖付け)と、背中心のインバーテッドプリーツ(肩甲骨あたりから裾までの内箱ヒダ)、ゆったりとしたAラインの独特なスタイルで、イタリアをはじめヨーロッパ各国で、全天候型のオールマイティーコートとして愛用され続けています。
30年ほど前の1980年代後半に“白井さん”とイタリア仕入れに行ったときに、ミラノのレストランでハンガーラックに「ローデンコート」が山のようにかかっている光景を見て、自分のコートがどうやって分かるのかと不思議に思ったことが、今でも鮮明に覚えています。
日本では、ちょっと前まではタイト目なスタイルが主流だったこともあり、相変わらず“信濃屋”以外の他店では殆ど見かけず、2年前には某雑誌でも紹介されましたが、瞬間的に扱っていたお店でも継続せずと、「ローデンコート」の着方、合わせ方などをちゃんと説明できる人もいないだろうしと思っているところです。
昨シーズンは、ポケット脇が開いていなかったし、素材もアルパカ混ではなくナイロンが入っていてグリーンの色も違ったし、着丈も短いものだけだったりと、本来の「ローデンコート」との違いが出て来ていたのですが、今シーズンは元に戻ってホッとしているところです。
更に、レディース用も加わったので、今までメンズ用の小さ目(44サイズ)をおすすめしていましたが、背の小さい方にも対応できるようになりました。
13年間しつこく提案し続けている「ローデンコート」は、長くお付き合いいただいて“天神山流”の着こなしを理解されている方は既にお持ちになられていて、私も含めて所有している「オーバーコート」の中で、雨にも強い全天候型と言うこともあり一番活用頻度が高いと愛用されていますので、まだお持ちでない方は、本場オーストリア製のローデンクロスを使用したローデングリーンの「ローデンコート」を加えられてはと思っています。
<新店舗のご案内>
新店舗住所:〒140-0004 東京都品川区南品川 5-8-21
電話番号&FAX:03-6228-7321 *今までと同じで変更ありません
定休日:日曜、祝日 *今までと同じで変更ありません
営業時間:10:00~18:30
※相変わらず私1人ですので、ご来店日時をご連絡いただくと助かります。
11月3日(土、祭)、4日(日)、11日(日)、18日(日)、23日(金、祭)、25日(日)、をお休みさせていただきます。
※最寄駅は京急青物横丁より徒歩3分、JR大井町より徒歩10分です。
京急青物横丁駅からは、改札出て大井町方面の歩道橋を渡り、左階段を降りて、20mで最初の曲がり角右折、突き当り左折、少し進み右手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
JR大井町駅からは、横浜からは一番前、東京からは一番後ろの車両に乗り、東出口改札を出て左に20mほど進み、左折してすずらん通りを抜け、ゼームス坂を下り、右手の高級マンションを越えたところ右折し遊歩道を進み階段を降りて、右手に坂を下って突き当り左折、突き当り左折で少し進んで赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
※建物脇に駐車場もございます。
お車でのお越しは、横浜方面から青物横丁交差点を越え、角のりそな銀行脇の道左折、突き当り左折、直進してまもなく右手に赤レンガの建物“TENJINYAMA”到着
弊店“TENJINYAMA”のHPが昨年11月半ばに新しくなりましたのでお知らせいたします。
アドレスは今までと同じです。(http://www.tenjinyama.jp/)
今後は、大阪店と共によろしくお願いいたします。