今回は、お値打ち「デットストック生地」の「ストライプ」柄で作製したスーツの紹介です。
今週のスタートは東京都心で23cmの積雪となり早めに店じまいをしましたが、交通機関が大荒れで家に着くのはいつもと変わらず、昨日からは今季最強の寒気の影響を受けて、本日の朝は氷点下4度と48年ぶりの最低気温を記録するなど、今後も異常な寒さが続きそうな中で、大判の「シルク・ストール」や薄い手袋では寒さに耐えきれず、「カシミア・マフラー」をしっかり巻いて、カシミアライニングの「ペッカリーの手袋」をはめてと、老年に差しかかった身体をいたわっています。
このスーツをお借りした方は、2年前の同じ時期にも協力していただいていて、長い付き合いをしている私の友人が、地位に見合ったスタイルと世間に恥じない良い服をと言うことで、2年前より一気に増やしつつ、そろそろ作るものが無くなってきている中で、5月の“クールビズ”前までに着れるローテーションを考え、今まで作っていなかったスタンダードな「ストライプ」柄を加えていただくことになりました。
この素材は、英国生地を代表する名門ミル“TAYLOR & LODEG”社のカシミア混紡のストライプで、「デットストック生地」ならではのしっとりとした素材感と300g超の重さは、まだ寒さの残る3月から4月の陽気には最適な素材ではないでしょうか。
モデルは、今回から気分を変えて試し始めた「SMJ」(ニューカラチェニ)を使い、シングル3ツ釦段返り、スタンダードにフラップ付きのサイドベンツにして、スラックスもスタンダードに2プリーツにしています。
今回のコーディネイトは、白いピケ織りのレギュラーカラーシャツに、今シーズン好評の“Petronius”社のペーズリー柄のプリントタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は“天神山オリジナル”で作製したボルドー色のキャップトウです。
今回紹介の生地は無くなってしまいましたが、スコットランドの名門ミル“Reid & Taylor”社のストライプや、“Scabal”社のストライプ等々、現物限りの「デットストック生地」を“お値打ち価格”にて多数ご用意していますので、盛夏用がメインになる春夏の新着生地が到着前に、加えられてはと思っているところです。
弊店“TENJINYAMA”のHPが昨年11月半ばに新しくなりましたのでお知らせいたします。
アドレスは今までと同じです。(http://www.tenjinyama.jp/)
今後は、大阪店と共によろしくお願いいたします。
〒104-0061 東京都中央区銀座2-4-1 銀楽ビルディング4F
(銀座並木通り2丁目の角のビルで1Fの“J.FERRY MEN”が目印です)
TEL 03-6228-7321
定休日 日曜日、祝日
営業時間 10:30 ~ 19:00 *土曜日は18:30
1月28日(日)、2月4日(日)、11日(日)、12日(月、祭)、18日(日)、25日(日)をお休みさせていただきます。