ちょっと前までの日中は半袖でも過ごせたのに、今週初めの“立冬”から更に気温が下がり、また秋が無くなってしまったかのような冬本番の陽気で、私の自転車通勤も厚手の手袋にカシミアマフラーを巻いても寒さが体の芯まで凍みてきて、一昨日からは寒さに耐えきれずちょっとお休みさせつつ、服装は冬本番の身も心も温まる重ための「フランネル」と「ツイード」へと完全に移行させて、そろそろ「オーバーコート」の準備をしなければと思っているところです。
このスリーピース・スーツをお借りした方は、５年前の冬にも「ツイードのスリーピース」（http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/52409052.html）を協力していただいていて、その時にも書いていますが、お若い時から「アメリカン・トラディショナル」のスタイルを長年続けてこられ、ご自分のスタイルが完成されている中でこだわりを加えながら、今回は冬シーズンのド定番「グレーフランネル」を加えていただくことになりました。
この素材は、近年のイタリアでは品質が一番安定していると思われる“ＣＡＮＯＮＩＣＯ”社の、重過ぎず軽すぎない３４０ｇの定番「フランネル」で、ドレスアップ・スタイルに最適なダークグレーの色は、“天神山流”で提案し続けているクラシックでエレガントな“冬の正統派スタイル”の着こなしには、無くてはならない素材ではないでしょうか。
モデルは、この方の体型とイメージに合っている「ＬＢＳ」（ルチアーノバルベラ）を使い、シングル３ツ釦段返り、スラントチェンジポケットを付けてサイドベンツにして、クラシックに衿付きのウエストコートを加え、トラウザースもクラシックにブレーシーズ釦を付けてリバースプリーツにして、サイドアジャスター脇・尾錠を付けています。
今回のコーディネイトは、ブルーのオックスフォードのボタンダウンシャツに、２色使いのストライプタイを締めて、“ＤＲＡＫＥＳ”社のウール＆シルクのポケットチーフをパフで飾り、靴は“天神山オリジナル”で作製したスエード・フルブローグです。
東京でも昨日“木枯らし一号”が吹き荒れ体感的に真冬並みの寒さとなり、私の大好きな重ための「フランネル」素材のベストシーズンへと一気に突入して、これから４ヶ月は身も心も温まる“冬の正統派スタイル”の着こなしが満喫できそうで、本日の服装は「ツイードジャケット<」にニットベストをインナーに着こんで、カシミアマフラーをしっかり巻いて手袋まではめてと、防寒スタイルもスタートしましたので、まずはオールマイティーな「ローデンコート」から着始めようかと思っているところです。
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