４月の最終週は晴天で始まり爽やかな風をうけながらの自転車通勤でスタートしつつも、朝から２０度近くまで気温が上昇すると春本番というよりちょっと汗ばむ初夏の陽気の中で、早くもノーネクタイでの通勤となり、先週も書いたように“アンコン仕様”（肩パット＆裏地なし）のジャケットでのセパレートスタイルが中心で、更にはパンツが汗焼けしないようにステテコまで穿いて、そろそろ暑がりで異常な汗かきな私の不得意な季節が始まるので、万全な準備をしていきたいと思っているところです。
このジャケットは、私自身が今シーズンの１着として選んだもので、年明けから気持ちの乗らない春夏シーズンは何を作ろうか悩みながら、近年の夏の定番素材「ウールメッシュ」で紺ブレでも作ろうかと思っていたら、１０年前に作ったものが出てきて肩幅と着丈を修正して復活させ、そんな時に新着の素材を見ていたら絶妙な配色のメッシュ素材と出会い思わず加えることにしました。
この素材は、弊店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”と昔から相性の良い、高品質の素材を維持し続けている生地メーカー“ＣＡＲＬＯ ＢＡＲＢＥＲＥ”社の、ウール３５％、リネン３５％、シルク２５％、カシミア５％混紡の良いとこどりのメッシュ織りで、メッシュ素材にしては２４０ｇと軽めで尚且つ鮮やかな配色なので、春本番の爽やかな晴天から日差しの強い真夏まで活躍してくれる優れものの素材ではないでしょうか。
モデルは、私自身が初めて試す「ＳＭＪ」（ニューカラチェニ）を使い、当然のように白蝶貝釦を付けたシングル３ツ釦段返り、３パッチポケットのサイドベンツにして、“アンコンストラクション仕様”ならではの総片返しの８ｍｍステッチにして、スポーティー＆カジュアルさを演出させています。
今回のコーディネイトは、白いオックスフォードのボタンダウンシャツに、ボーダー柄のニットタイを合わせ、パイピングのポケットチーフを華やかに飾り、春本番を意識してベージュのコットンパンツを合わせ、靴は“天神山オリジナル”で作成したスエードローファーで決まりですね。
一昨年に同じ“バルベラ”社のウールメッシュ素材を使って“アンコン仕様”のジャケット（http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/54250334.html）を作っていて、昨日新たに購入した“アンティーク時計”をメインに写真をを撮りましたので載せましたが、私の春夏シーズンはブルー系の色ばかりが多くなっている中で、今回のジャケットは暑苦しさを吹き飛ばしてくれて気分を高めてくれる１着になってくれると願っています。
来週５月５日（木）のブログはゴールデンウイーク期間中のためお休みさせていただきます。
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