先週末は２０度を超えて５月後半の陽気にまで一気に進んだかと思ったら、今週のスタートは寒の戻りで北風が強くシルクスカーフで寒さを凌ぎ、春の第１回目の衣替えをしたのにあまり薄手の物は着れずと思いながらも、昨日からはスッキリしない曇り空の中でも気温は高めで春本番の陽気に戻り、先週から自転車通勤も４ヶ月ぶりにスタートして日曜日は３ヶ月ぶりにロードバイクにも乗り、爽やかな空気を吸いながら体調維持には欠かせないと実感しつつ、装いも春本番へと一気に進ませたいと思っているところです。
このスリーピースは、弊店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”の親会社の方が今シーズン選んだ１着で、服好きで“天神山”の洋服を１０年前から試しながら他社のものが着れなくなって、毎シーズン自社製品のハイクオリティーな素材で作り続けている中で、今シーズンからスタートした「クラシックモデル」で作製して貰いました。
この素材は、イタリアを代表する世界最高峰の生地メーカー“Ｅｒｍｅｎｅｇｉｌｄｏ Ｚｅｇｎａ”社の２５０ｇと軽めの「シャークスキン」で、強撚糸で織られた“ＴＲＡＶＥＬＬＥＲ”は通常糸より張りがあり反発する力があるので、シワになり難く、シワになった際も元に戻る回復力も高く、“ゼニア”ならではのハイクラスな雰囲気と機能性を持ち合わせた、春本番の着こなしには欠かせない優れものの素材ではないでしょうか。
このモデルは、今シーズンからスタートさせたクラシックテイストの「ＳＭＪ」（ニューカラチェニ）を使い、シングル３ツ釦段返り、チェンジポケット付きのサイドベンツにして、ウエストコートを加え、トラウザースはブレイシーズ釦を付けたサイド側錠付きの２プリーツにしています。
今回のコーディネイトは、白抜きストライプのワイドカラーシャツに、春本番を意識して明るめの大柄ペーズリーのプリントタイを締めて、パイピングのポケットチーフを華やかに飾り、靴は“天神山オリジナル”で作成したボルドーカラーのキャップトウで決まりですね。
近年のカジュアル化の傾向でか今シーズンもジャケット＆パンツを作る方が多く感じる中で、私自身も５月のゴールデンウィークを越えたころから、ちょっと汗ばむ陽気になってきたら通勤時にはノーネクタイスタイルが中心になり、ジャケット＆パンツのセパレートスタイルが多くなりスーツ自体を着なくなるのですが、モヘア混の夏用“デットストック生地”を見ていると１着は作ってみようかと思案中で、まともな夏用スーツを最近作っていないし、どうせなら新モデルのダブルブレストでとか、ほとんど作る方向へと気持ちが高まっているところです。
弊店“ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ”のＨＰが更新できない為、２０１３年３月に移転した銀座２丁目の住所と休業日のお知らせをこちらでさせていただきます。
〒１０４－００６１ 東京都中央区銀座２－４－１ 銀楽ビルディング４Ｆ
（銀座並木通り２丁目の角のビルで１Ｆの“Ｊ．ＦＥＲＲＹ ＭＥＮ”が目印です）
ＴＥＬ ０３－６２２８－７３２２
定休日 日曜日、祝日
営業時間 １０：３０ ～ １９：００ ＊土曜日は１８：３０
４月１７日（日）、２４日（日）、２９日（金、祭日）、５月１日（日）～５月５日（木、ゴールデンウィーク）、８日（日）、１５日（日）、２２日（日）、２９日（日）をお休みさせていただきます。