先週からやっと気温も１５度を越える日が多くなり春らしい陽気が続き、一昨日は関東地方で昨年より１７日遅れの“春一番”が吹き荒れ、本日はまた冷たい雨になりましたが、明日はお彼岸の中日で“暑さ寒さも彼岸まで”通りに季節の変わり目の中で、私の服装も少しずつ入れ替えをしつつ今週から「シャークスキン」のスリーピースを登場させ、スーツと１日おきの交互に着用しているジャケットスタイルでは、“紺ブレ”の４着を活用しながら穏やかな春の気分を満喫しているところです。
この靴をお借りした方は、２０１０年９月に「オリジナルシューズ １０回目」（http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/51087291.html）で紹介しているボルドー色のキャップトウでも協力していただいていて、その時にも書いていますが、その年の６月に「カラチェニ」モデルがきっかけになり「フレスコ」素材のスーツを作りにきていただいてからのお付合いで、７月に行なった“シューズフェア”で始めてオリジナルシューズを試していただき、昨年の１１月に本命の黒のキャップトウを作り、今回は２月に行なった“早期受注キャンペーン”で作ったキャメル色の「アイリッシュリネン」のスーツに合わせて、３足目を作っていただくことになりました。
このスエードは、イギリス製“チャールズ Ｆ ステッド”社のスーパーバック（毛羽の短い）ダークブラウンで、何にでも合わせやすい色の為、靴のオーダーをスタートさせてから４年を越えた“天神山オリジナルシューズ”の中でも一番人気のスエードです。
モデルは、この方が作られている３足とも同じ「クオーターブローグ」で、今回の仕様はこの方の予算の都合と少しカジュアルに使う為に、天神山特別仕様（中底のリブをつぶしてハンドで掬い縫いをする）の「グッドイヤーウエルテッド製法」で、爪先が減りやすいのでソールにゴムを半張りにしています。
スエードが大好きな私も合わせ易いはずのダークブラウンの色は２足作っていますが、Ｕチップのダービーと逆折り込みのクオーターブローグで、少しスポーティーな為にスリーピース・スーツでは合わせにくく、今回の出来上がりを見て、キャップの大きさも小さめで全体のバランスもいいし、１年を通して殆んどの素材の洋服にも合うし、“エントリー価格￥８３，０００”の履き心地を試してみないとと思いつつ、次の秋冬シーズンには９足目として絶対に加えようと構想を練っているところです。
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