オーバーコート | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回は、弊店“TENJINYAMA”が毎年冬シーズンには欠かせないアイテムとしてしつこく提案し続けている「オーバーコート」2種の紹介です。

一雨ごとに朝晩の気温が下がり夜は冷房ナシで過ごせるようになり、秋が近づいているのを肌身に感じつつも、本日から週末にかけての日中は30度越えの真夏日になる予報でスッキリ秋へと移行してくれない近年の傾向の中で、先週も書いたように麻シャツが手放せない暑がりの私は相変わらず気持ちと服装のアンバランスな状態が続いていますが、店内は秋冬のディスプレイへと完全に移行させ、新着生地もほぼ揃い2013年秋冬シーズンの“オーダーフェア”をスタートさせました。

このオーバーコートは、弊店が今年の2月末に銀座6丁目から2丁目へと移転するのに伴い、店頭在庫生地を処分価格でオーダーキャンペーンを行ないながら減らしていた中で、最終で移動にかさばるコート生地を今シーズンのサンプル兼ねて先に作っておくことにしたもので、昨年までのコートの紹介を見てみると、2006年から毎年のように“天神山オリジナル”で作成した「ポロコート」を登場させ、全天候型で使い勝手がよい取り扱い8年目を迎えた“シュナイダー”社の「ローデンコート」も度々登場させる割には、紹介の回数が少なく今までにない雰囲気の2型をサンプルとして作製することにしました。

手前のシングルブレストは、今まで扱っていたテーラードカラーで打ち抜きのモデルをちょっと改良して、普通のフラップポケットを大きめのパッチ&フラップポケットにし、袖口を幅広めのカフにして、ステッチ幅を10mmに変更し、スポーティーなムードをより強調して、シングルのポロコート風に作ってみました。

ダブルブレストの「ポロコート」は好評なのですが、派手に見えて抵抗があるという方に適したモデルで、今回使用している素材は、“ブリティッシュウォーム”に使われる厚手のメルトン地ですが、ツイードで大柄のヘリンボーンやホームスパンなどが相性の良い素材ではないでしょうか。

後のダブルブレストは、これも定番として以前より取り扱っているチェスターフィールドモデルで、今回はコート用としては以外と少ないグレンチェック柄を使用したので、8mmステッチを施しスポーティーなムードにしてみました。

今回のコーディネイトは、2着ともコートのボリュームに合わせ“STETSON”社と“Borsalino”社とソフト帽を被り、“FAIRFAX”社製のシルクスカーフを巻いて、中に着るスリーピース・スーツはフランネルのチョークストライプで、靴はやっぱりスエードのフルブローグで決まりですね。

シングルのコートに合わせている“STETSON”社のソフト帽は、私自身が今シーズンから初で被ろうと思い知人より譲っていただいたもので、寒かった昨年に出番が多かったキャメルヘアの「ポロコート」を着る度にバランス的に気になりつつ今年こそは被ろうと意気込んでいますが、ビンテージ品でクラウンがまっすぐで高いので背が低く丸くて大きい私の顔に似合うか不安になっているところです。

同じ打ち抜きのテーラードカラーのシングルで作製して2年前の12月に紹介している「ツイードのオーバーコート」http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/52593820.html)の時にも書いていますが、近年のカジュアル化と温暖化の影響を受けてキチンとしたオーバーコートを提案する店と着る人が少なくなっているのが現状で、弊店“TENJINYAMA”で毎年しつこくおすすめしている気軽に羽織れる「ローデンコート」と、“天神山オリジナル”の自信作「ポロコート」2種に加え、今回紹介のちょっとラフなスタイルのオーバーコートと最低でも3着揃え、寒さが厳しくなる1月から2月末までの最低でも2ヶ月間は、手抜きをしないトータルでの「正統派の着こなしを」を、是非試していただきたいと思っています。




弊店「TENJINYAMA」のHPが更新できない為、銀座2丁目の新店舗の住所と休業日のお知らせをこちらでさせていただきます。

〒104-0061 東京都中央区銀座2-4-1 銀楽ビルディング4F
(銀座並木通り2丁目の角のビルで1Fの“J.FERRY MEN”が目印です)
TEL 03-6228-7321

9月15日(日)16日(祭日)、22日(日)、23日(祭日)、29日(日) をお休みさせていただきます。