チョークストライプのダブルブレスト | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回は、フランネルと言えば“フォックスブラザース”社の「チョークストライプ」柄で作製した、ダブルブレストのスリーピース・スーツの紹介です。

“お盆休み”の一週間が過ぎても、都心(銀座)は比較的に雨の少ない猛烈な暑さが連日のように続き、更には熱帯夜も続いている中で一日中冷房に頼る生活のせいでか、リフレッシュさせた中年の身体が夏バテ気味に逆戻りしたような状態で、暑がりで異常な汗かきの私の苦手な猛暑がまだまだ続くのかと思うと憂鬱な気分になりながらも、2013年秋冬の新着生地コレクションの到着に伴って店内のディスプレイを秋冬用に変更しつつ、お洒落を満喫できる秋冬へと気持ちだけでも高めていきたいと思っています。

このスリーピース・スーツをお借りした方は、このブログではお馴染みのトルソーの飾れない40サイズの方で2009年の春から毎回ご試着してもらい協力していただきながら、秋冬シーズン用として「シャークスキン」「ギャバジン」、昨年紹介した「マットウース」の無地や、ウーステッドのグレンチェック、サキソニーのストライプやシャークスキンなど比較的薄手の素材を中心に揃え、更には「ポッサム」「カシミア」素材で“天神山オリジナル”「ポロコート」まで2着加えていただき、靴やドレスシャツを始めネクタイ&ポケットチーフの小物まで「天神山流」の提案をトータルで揃えていただきながら、今シーズンは今までなぜか作っていなかった「フランネル」に挑戦と言うことで、ハイレベルなダブルブレストのスリーピースで作製していただき、今回は猛暑の真っ只中と言うこともあり珍しく寝かせて撮らせていただきました。

この素材は、「フランネル」では元祖的な存在と言える英国きっての老舗ミル“FOX BROTHERS”社の385gと中肉のフランネルで、昨年11月に幅広のストライプを紹介したときにも書いていますが、世界的な軽量化及びカジュアル化傾向の中では数少ない紡毛フランネルがベースになって、白墨(チョーク)で線を引いたようなカスレ具合がなんともいえない魅力的な「チョークストライプ」柄で、「天神山流」で提案し続けている身も心も温まる真冬の「正統派スタイル」の着こなしには欠かせない冬の定番素材ではないでしょうか。

モデルは、この方の体型に合っている肩幅及びアームホールが狭いタイプの「LSCS」(リスコ)を使って、ダブルブレスト6ツ釦2つ掛け、スッキリとスラッシュポケットのノーベントにして、サイズを合わせた専用パターンのウエストコートを加え、スラックスはサスペンダー釦を付けて1プリーツにしています。

今回のコーディネイトは、ストライプオンストライプを意識しながら、ストライプのワイドカラーシャツに、私の大好きな紺×白2色のストライプのレップタイを締めて、ペーズリーのポケットチーフをパフで飾り、靴は私のお気に入りのキャップトウでいかがですか。

下の写真の同じフランネルで幅広チョークストライプのスーツは、配色が同じで同時に出来上がってきたのでVゾーンのコーディネイトだけ飛び入りで紹介させていただきます。

ラウンドカラーのクレリックシャツに、縞の幅が異なる上のコーディネイトを意識しながら紺×白3本線のストライプのレップタイをあえて締めて、色違いのペーズリーのポケットチーフを今回は華やかに飾って、微妙に異なる合せ方で提案させていただきました。

今回紹介している「FOX BROTHERS」社のフランネル素材は、昨年からの継続生地でお二方とも7月に行なった“秋冬物早期受注キャンペーン”にて作られたもので、今シーズンは残念ながら種類が増えそうも無く一部継続のみになりそうで、これから到着する新着生地に期待をしながら私の大好きな紡毛系の素材を提案し続けていきたいと思っています。




弊店「TENJINYAMA」のHPが更新できない為、銀座2丁目の新店舗の住所と休業日のお知らせをこちらでさせていただきます。

〒104-0061 東京都中央区銀座2-4-1 銀楽ビルディング4F
(銀座並木通り2丁目の角のビルで1Fの“J.FERRY MEN”が目印です)
TEL 03-6228-7321

8月26日(日) をお休みさせていただきます。