アイリッシュリネンのスーツ | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回は、今シーズン私自身がやっとの思いで試すことができた「アイリッシュリネン」素材のスーツを着ての登場です。

先週、西日本では6月としては記録的な高温を記録したのに、都心では気温は上がらずジメジメムシムシの梅雨空が続き、週末からは湿度が一気に跳ね上がり爽やかな風が店内に吹き込まなくなり蒸し暑さに我慢が出来ず、この銀座2丁目の店に引っ越してから初で冷房を使い始め、週初めは梅雨の晴れ間で気温が一気に30度の夏日まで上昇し、昨日からはまた梅雨空に戻りつつも湿度は高めで屋外では上着を羽織る気にもなれず、“スーパークールビズ”が定着し当然のようにノーネクタイで半袖シャツを着ている人が目立つようになりましたが、暑がりで異常な汗かきの私は気持ちだけでもクールビズに反抗して店内では冷房に頼りつつ無理やりにでもタイドアップのスタイルを続けながら、何処まで我慢できるか分かりませんがお客様来店時には上着を羽織ろうと心掛けています。

このスーツは、弊店「TENJINYAMA」が2004年のオープン当初から夏シーズンになるとしつこく提案し続けているヘビーウエイトの「アイリッシュリネン」で、昨年は今までの最安値になったのをきっかけに沢山の方に作っていただいて、自身で作らなかったことを後悔しながら今シーズン逃したらもう作れないような気がして、気持ちとお値打ち価格が変わらないうちにと今シーズンの1着として作製したもので、スリーピース・スーツで作りましたがジメジメムシムシのシーズンに突入してしまった為に、ベストはお休みさせて来年の4月から気持ちを新たに登場させようかと思っているところです。

実際に2回試しながら感じていることは、前に何回も書いているように、ヘビーウエイトの380/390gの重さでしっかりと目が詰っている為、皺になり方も独特で、使い込むほど麻本来の味を引き出してくれそうなカチッとした着心地で、目方がある割には麻の冷却効果なのか暑さを感じさせず、近年の軽量且つカジュアル傾向の中では貴重な夏の定番素材を実感させてもらっています。

今回のコーディネイトは、白い麻のボタンダウンシャツに、涼しげなシルクサッカーのネクタイを締めて、パイピングの麻のポケットチーフをスクエアーに飾り、靴は「天神山オリジナル」で作成したクラシックなUチップモデルのコンビネーションがやっと本番を迎えることができました。

今回もう一つの主役は写真でわざと見せている先週購入したばかりの「アンティーク時計」で、私が袖カフス上に付けている写真と共に昨年の8月にこのブログで紹介(http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/53188485.html)している、「天神山流」でしつこく提案し続けているクラシックでエレガントな「正統派スタイル」の着こなしには欠かせないアイテムとして2年前の秋より展開を始めたものの中から選んだ「OMEGA」社の「SEAMASTER」で、アンティーク時計としては2年前に直してもらった「ROLEX」社の銀色を愛用していて、1つだけでは消耗も激しくなるし色々なコーディネイトを考えると、金色が欲しいと思いながら気に入るものにやっと出会い購入することができました。

「アンティーク時計」の展開に協力していただいている方に確認すると、10万円前後の価格帯のアンティーク時計は以前にも増して人気があり、専門店でも常に不足気味でなかなか程度の良いものに出会えないとのことで、弊店に置いてある現時点での8点はそれぞれに魅力のあるデザインでコストパフォーマンスが高いものが揃っていますので、ご興味のある方は湿気対策を兼ねて袖カフス上に付けて、「天神山流」で提案し続けているエレガント漂う「正統派スタイル」の着こなしをバージョンアップさせてみてはいかがですか。





弊店「TENJINYAMA」のHPが更新できない為、銀座2丁目の新店舗の住所と休業日のお知らせをこちらでさせていただきます。

〒104-0061 東京都中央区銀座2-4-1 銀楽ビルディング4F
(銀座並木通り2丁目の角のビルで1Fの“J.FERRY MEN”が目印です)
TEL 03-6228-7321

6月23日(日)、30日(日) をお休みさせていただきます。