カシミア&シルクのジャケット | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回は、ちょっと贅沢な素材「カシミア&シルク」を使って作製した、春先の季節に活躍するジャケットの紹介です。

3月は平年並みの気温という予想に反して6日(水)頃から一気に20度を超える日が何日か続き、25度を超える季節はずれの夏日まで出現する異常高温の影響を受けて、16日には東京で“ソメイヨシノ”が2002年と並んで歴代最速記録で開花して、今週も20度前後の暖かい陽気が続いているせいで週末までには満開になってしまいそうな中で、“お彼岸”の週に突入したのをきっかけに私の服装もやっと本格的な春の装いへと移行しながら、「シャークスキン」を登場させた一昨日は朝から20度を超える勢いで5月半ばの陽気になり早くも汗ばみ始め、いつもなら今の時期しか活躍しない「スプリングコート」が手放せないまだ寒さの残る3月なのにと思いつつ、このまま春を飛ばして苦手な夏になってしまうのかとちょっと不安な気持ちにさせられているところです。

このジャケットは、前回紹介した「リネンのスーツ」を作られた方が昨年から気になっていた素材で、以前作られたキャメル色の「カシミア100%」素材で作ったジャケットを冬シーズンになると合わせ易い為に活用頻度が多いことから、春用の素材で同じように使えるものを探していた時に出会ったもので、ましてや好きな「CARLO BARBERA」社製の生地と言うこともあり、在庫確認をして前回のリネンのスーツと一緒に春用として作ることになりました。

この素材は、弊社「天神山」と昔から相性の良い、高品質の生地を維持し続けているイタリアを代表する生地メーカー「CARLO BARBERA」社のカシミア70%&シルク30%混紡で、綾目のハッキリしているしっとりとした質感と290gの重さは、まだ肌寒さの残る春先のシーズンには最適で、1月に紹介している「スパンカシミア」と同じように、柔らかく艶のある質感は「バルベラ」ならではの超高級と言える素材の一つではないでしょうか。

モデルは、前回と同じで弊店で一番スタンダードな「RESZ」(ローマンエングリッシュ)を使い、シングル3ツ釦段返り、素材の質感に合わせてスラントではなく普通のチェンジポケットを付けたサイドベンツにしています。

今回のコーディネイトは、生成りのオックスフォードのボタンダウンシャツに、珍しくアスコットススカーフで襟元にアクセントをつけて、前回と同じ新着の「Drakes」社のコットン&シルクのポケットチーフをパフで飾り、スラックスは飾ってありませんがミディアムグレーのサージを合わせ、靴は軽快に「天神山オリジナル」で作製したスエードローファーでいかがですか。

今回は珍しく違うアングルで写真を撮ってみましたが、銀座2丁目の新店舗へ移って半月が経ち春夏シーズン用の小物も揃い、配置や飾りつけなど微調整をしながらやっと落ち着いたところで、ちょっと気分を変えて窓から差し込む日差しをバックに撮ってみたかったからで、“移転記念キャンペーン”も心優しい皆様にご協力をいただきながら店頭在庫も減りつつ、今回紹介している「CARLO BARBERA」社の貴重なコレクションと、更には追加でフォローしたヌメリのある「スーパー180‘s」素材や「AGNONA」社のトロピカルなど、お値打ち品も続々と登場していますのでしつこいようですがこの機会に加えてみてはいかがですか。



弊店「TENJINYAMA」のHP(http://www.tenjinyama.jp/)の更新ができない為、3月の休業日のご案内をさせていただきます。
3月24日(日)、31日(日) です。