先週７月９日（土）に東京地区も平年より１２日早い梅雨明けになり、今までにも増して強い日差しが照りつけ猛烈に暑い毎日が続いている中で、空梅雨？を感じさせるぐらい６月後半からは夏モードになっていたせいか既に夏バテ気味の私は、水分補給をこまめに摂っているせいもあっていつも以上に溢れ出す汗でシャツの皺が気になるようになり、ダラシナさが増している状態で、この暑さが長続きしないことを願っています。
このスリーピース・スーツをお借りした方は、５年前にシングル３ツ釦のピークドラペルのスリーピース・スーツを友人の結婚式用にと作りに来られ、それからこのブログを見ていただきながらオーダーならではの「白井さん流」のダブルブレストでのスリーピース・スーツを冬物で作りたいと久し振りに店に下見にいらしたタイミングが、“復興支援キャンペーン”の第２弾のスタートの日と重なり思わず作ることになったもので、出来上がりガあまりにも良かったので紹介させていただくことにしました。
この素材は、弊店「ＴＥＮＪＩＮＹＡＭＡ」ではお気に入りでよく登場する「メイド イン ジャパン」ならではの低速織機を使って織り上げる生地メーカー「葛利毛織」社のスーツ地に適しているスーパー９０‘ｓの太番手を使用していて、ソフトな滑り感、張り、コシに優れた素材で、バランスの良い配色とウインドウペインの大きさを一目見て気に入っていただけました。
「ウインドウペイン」柄は前回紹介している「グレンチェック」柄と共に、「トラディショナル・スタイル」の提案には欠かせない柄で、昨年の冬は私のスリーピース・スーツを始め３種類のウインドウペイン柄を紹介し、春夏も含めて毎シーズン必ず提案させていただくほど私自身も好きな柄で、「カントリースタイル」には定番と言えるツイード素材と共に最近では種類が豊富になりつつあるパターンの一つではないでしょうか。
モデルは、この方が５年間で多少体型が変わったこともあり前回の「ＲＥＳＺ」（ローマンイングリッシュ）から肩幅とアームホールが狭い「ＬＳＣＳ」（リスコ）に変更し、６ツ釦２ツ掛けのダブルブレストで、スタンダードにフラップポケットのサイドベンツにして、ウエストコートを加え、スラックスは１プリーツで細めのモデルを使用しました。
今回のコーディネイトは、ストライプのレギュラカラーシャツに、ストライプのレップタイを締めてカラーピンで強調し、サックスのパイピングのポケットチーフをスクエアーに挿して、靴はお借りしている「古いアメリカ靴」の中から「ＡＬＬＥＮ ＥＤＭＵＮＤ」社のコードバンのフルブローグを合わせてみました。
今回、下見でいらしたこの方が“復興支援キャンペーン”第２弾がきっかけで作ることになったのですが、予算がういた分でストライプのスリーピース・スーツも加えてもう１着作られるなど、また、このブログを見て新規で試される方や、この価格だから加えておこうかと皆様にお付き合いいただいたりと、好評で店頭生地在庫も減りつつありますが、今回の「ウインドウペイン」や前回おすすめした「カルゼ」や「サキソニーフラノ」など、まだまだお値打商品がたくさんございますので、７月末までのご奉仕期間中に、是非、お試し下さい。