“暑さ寒さも彼岸まで”ウイークに突入したとたんに最終と思われる真夏日が２日続いて、今夜から２～３日はお天気が下り坂の予報で気温も平年に戻りそうと期待しながら、今日の私の服装はコットンソラーロにまだ麻シャツのスタイルで、明後日からはキチンとネクタイを締めて、１０月を越えたら秋物を着て、１０月１０日を過ぎたあたりからは紡毛系を着る予定ですと、自分に言い聞かせているところです。
今回もお客様の出来上りをお借りしての掲載で、最終で作られた夏物のジャケットの出来上りを取りにこられた時に秋冬の新着生地が続々と揃い始めたのを紹介しながら、この方が以前より冬物で明るい色の生地を探されていたところに、ジャケット生地ブックの中で理想に近いものがタイミングよく見つかったので、思わず作ることになってしまいました。
この素材は、ウール１００％にもかかわらずイタリア製らしい柔らかいタッチと２８５ｇと軽量のウーステッド素材に加え明るいサックスブルーの色が、冬本番までの着るものに悩む中間の時期に活躍し、さらに、まだ肌寒い初春には明るめのネクタイやスカーフを合わせセパレートの着こなしを楽しむなど、以外と使用頻度の高い優れモノになるのではないでしょうか。
このモデルは、今まで出番が少なかった「ＬＢＳ」（ルチアーノ バルベラ）の、１０年程前に某百貨店で展開していたもので、弊店が扱っている他のモデルと比べるとゴージラインと釦位置が少し高めでＶゾーンが狭いタイプの３ツ釦段返りで、３パッチポケットのノーベントにして、バックラインがスッキリとしたディテールにしています。
今回のコーディネイトは、白いオックスフォードのボタンダウンシャツに、入荷したてのグレンチェック柄と無地のリバーシブルと珍しい仕様のウール・ニットタイを締めて、合わせやすいペーズリー柄のポケットチーフをパフで飾り、スラックスは秋一番を意識してサージ素材のミディアムグレーを合わせ、靴は明るい茶色のスエード・セミブローグで決まりですね。
明るい色のジャケットは、私自身が「今日の着こなし」（http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/49353154.html）で２回も登場させている、近年の温暖化傾向の中で長いシーズン着れることを考えて選んだブルーのウインドウペイン柄の時にも書いているように、秋口や春先には単品でネクタイを明るめにして、寒くなってきたらインナーにニットを着てと、気分も明るくなるお気に入りの１着です。
明日の木曜日が「秋分の日」で、お店がお休みをいただきますので、本日の更新にさせていただきました。
９月２６日（日）は、横浜元町へお手伝いに行きます。
元町商店街恒例の「チャーミングセール」の最終日ですので、お役に立てればと思っています。