今回は、今年の春夏商品で紹介したトロピカル素材のネイビーブレザーを着て体型の悪い私が久しぶりの登場です。
先週、東京都心でも大雨の被害にあった台風9号が通過して、今週に入ってからは朝晩が涼しくなり昨日は平年の気温まで下がり秋の気配が徐々に増してきてるのを感じながら、異常な汗かきで暑がりの私でも通勤時から上着が着れるようになり、そろそろ麻シャツに合わせてのダラシナク見えるコーディネイトからキチンとしたタイドアップの着こなしに移そうと思いながら準備を進めている最中です。
「今日の着こなし」の更新が3ヶ月ぶりで、私の登場がなんと半年ぶりと、前にも書いているように、「白井さんの着こなし」ブログを毎週楽しみに拝見させていただきながら、「白井さん」ならではの細部まで考えつくされたハイレベルな着こなしに圧倒されつつ、この項目の更新が遠のいていると言い訳しながら、今年の記録的な猛暑で皆様にお見せできるようなマトモな格好をしていなかったのを反省しながら、やっと登場した次第です。
このネイビーブレザーは、今年の2月始めに「2010年春夏商品」の第1回目におすすめの1着として紹介(http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/49906994.html)したもので、これも、着るものに悩む春夏シーズンには特にブレザーの出番が多くなると言われる「白井さん」の影響を受けて、お気に入りで今まで出番が一番多かったメッシュ素材に加え作ることにして、今回はメタル釦を付けて定番中の定番としておすすめしながら、店頭に飾ってあったのを、7月から着始め週1回のローテーションで着用していますと、言いながら先週までは朝から日中にかけては暑すぎて帰りだけしか羽織れませんでしたので、残りわずかの10月10日ぐらいまで活躍させたいと思っています。
イタリアを代表する最高級服地メーカー「Ermenegildo Zegna」(エルメネジルドゼニア)社が、“灼熱の太陽の下、ダークスーツを涼しく着る”をテーマに、最新のテクノロジーによって開発した「Cool Effect」(クールエフェクト)の、紫外線を遮断し、生地の表面温度を約10度下げるということと、重さが190gと超軽量が気に入ってスラックスも共地の色違いで作って試し始めていますが、灼熱の太陽の下では着れず、軽いせいもあってかなんとなくひんやりしているように感じますなんて、いい加減なことは言ってはいけませんね。
このブレザー作製の目的は、私のダラシナイ体型に加え、暑さに我慢できずコットンを中心とした皺だらけのダラシナク見える真夏のスタイルを少しでもマトモに見せる着こなしを意識しながら、紫外線遮断の素材と超軽量とアンコン仕様という着ている本人は涼しくて快適な夏を過ごせるのではないかと思って作りましたが、今年の夏は暑すぎてマトモに試せなかったのでちゃんとした素材の評価は来年にお伝えできればと思っています。
今回のコーディネイトは、ワイドカラーのクレリックシャツに、メタル釦を意識して私の好きな配色のストライプのレップタイを締めて、25年前にイタリアで購入したペーズリーのポケットチーフを挿して、靴はだいぶ履きこんでスエードの色と毛羽立ちが良くなってきた「天神山オリジナル」のフルブローグです。
「白井さん」のお言葉をお借りして、“新しいから少しいじめないとね”と、新品のうちは頻繁に着用して早目に馴染ませることがポイントですね、と言いながら週一で登場させるぐらい着数が少ないのと軽量でソフトな肌触りの生地の為、もう既にむっちり体型に馴染んでいます。
10月に入ったら、細部まで考え尽くして昨年とはひと味違った冬物の「今日の着こなし」が紹介できればと思っていますので、期待しないでお待ち下さい。