グレンチェックのジャケット | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

イメージ 1

イメージ 2

今回は、今シーズンおすすめのジャケット素材「プリンス オブ ウェールズ・チェック」の紹介です。

先週末の17日には関東各地で41年振りの最も遅い降雪を記録して真冬の寒さに身も心も震え上がりましたが、今週からやっと春本番の陽気になって昨日のような春の暖かな日差しを意識して爽やかに明るい色使いのコーディネイトを楽しもうと思っていましたが、また今日からはスッキリしない天気で寒くなりそうな嫌な予感が当たったので、私もフラノ素材を最も遅く着ています。

クラシックなパターンとして代表的なグレンチェック柄は、「トラディショナル・スタイル」には欠かせない柄なのになぜか敬遠され続けてきましたが、最近はネクタイなどの小物も含めて種類が増えてきて嬉しく思っていますが、スーツと比べジャケット向きの素材は、柄の大きさや配色、素材感で微妙に雰囲気も変わってくるので、出来上がりがイメージし難く選ぶのが難しい中で、ブルー系の色でお探ししていたお客様が選ばれたこの生地は、グレンチェックの縁にイエローのオーバーペインが効いた柔らかい配色で、ブックの小さな生地見本で見ているとき以上の素晴らしい出来映えだったので、今シーズンのおすすめ素材にさせていただきました。

この素材は、スコットランド製「ROBERT NOBLE」(ロバートノーブル)社のシルク55%とリネン45%との混紡で目方が270gと春先から初夏にかけて活躍する、気分を爽快にさせてくれる配色のプリンスオブウェールズ・チェックではないでしょうか。

モデルは、世間ではまだ細い襟が流行っているのか分かりませんが、襟幅の広めがご希望と言う事で前回のメッシュのブレザーと同じ「CRCS」(カラチェニ)を使って、3ツ釦段返り、柄の雰囲気からチェンジポケットを付けてサイドベンツで、スポーティーなカントリースタイルを意識しました。

今回のコーディネイトは、白のオックスフォードのボタンダウンシャツに、珍しくネクタイではなく小紋プリントのアスコットスカーフをアクセントにして、先週使った白のポケットチーフをスクエアーに挿して、カジュアルなイメージでコットンパンツを合わせ、靴は弊店「TENJINYAMA」オリジナルで一番人気の明るいスエードのセミブローグです。

このところ毎回のように、お客様の協力を得て商品紹介をさせてていただいていますが、来週以降もジャケットを中心におすすめ素材を紹介していく予定ですので、基礎を養う為にセパレートでの着こなしの参考になればと思っています。




4月25日(日)は、横浜元町へお手伝いに行きます。
「信濃屋元町店」では、春夏シーズンのオーダーフェア開催中ですので、お役に立てればと思っています。