コットンソラーロのスーツ | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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今回も、親しくさせていただいているお客様に昨年から引き続きで春夏シーズンのおすすめ素材「コットンソラーロ」の出来上がりを着ていただいて登場してもらいました。

今週から3月に入り先週の暖かかった流れから春に順調に向かってくれるかと思ったら、厳しい寒さと春の暖かさが日替わりの天気になり、まあ、お彼岸を過ぎるまでは気温の変動が大きい三寒四温の陽気が続きながら本格的な春に向かっていくと思われますが、私の装いはスッキリしない天気に伴って「アクアスキュータム」の古いレインコートが活躍する短いシーズンを迎え、襟元はその日の気温に合わせてカシミアかシルクのマフラーを巻いて中年の体調管理をしています。

同じコットンソラーロのスーツは昨年の一押しとしての春夏商品(http://blogs.yahoo.co.jp/ginza645/46730268.html)と私自身が着てと既に2回紹介していますが、今シーズンは重さ違いと色の種類も増えていますので、強い日差しに鮮やかに映える“太陽の生地”を試すタイミングとしてはいいかもしれませんね。

この方は、私が約月1回ペースでお手伝いに行かせていただいている横浜元町の「信濃屋」で3年前にお会いした時に、懐かしいアメリカ製「ボストニアン」社のコードヴァン・サドルシューズの話から職場が銀座で弊店に近かったこともあり6月にお借りして紹介した頃からのお付き合いで、その後、今ではお目にかかれない貴重な靴を何足も見せていただいたり、私の靴を甦らせてもらったり、今日の着こなしへも登場していただくなど、度々協力していただいている中で、お借りした「旧き良き時代のアメリカ靴」をサンプルに使って、弊店「TENJINYAMA」がオープン当初からの念願かなって完成したオリジナル・シューズのパターン・オーダーがスタートできたことに大変感謝しています。

この方のブログ「本格靴コレクター・おじおじの日記」http://daiseike.seesaa.net/)の中で、2月始めの「コンビシューズ」の紹介の時に、沢山の貴重な名品をお持ちになっているのを生かして靴からその日の洋服を決めるコーディネイトと言われている中で、コットンやリネンは皺になりやすい為に今まで敬遠してきたのを、初チャレンジということで作られたものをここで紹介させていただくのを光栄に思っています。

今回のコーディネイトは、大きめのタッターソールチェックのボタンダウンシャツに、ソラーロ素材を意識して綺麗なオレンジ色のストライプタイを締めて、ポケットチーフは控えめにスクエアーに挿して、今回のポイントの靴はご自分のブログでもまだアップされていないミッドセンチュリーの「フローシャイム」社の夏を意識したナイロンメッシュとスムースレザーを使ったコンビネーションで、華やかな1950年代に流行ったUティップです。

実を言うと、昨年秋に「信濃屋」で紹介されていたオリジナルシューズの新作で、「白井さん」が絶賛されご自身でも購入されている昔の「ウォークオーバー」社のデザインを参考にしたUティップの影響を受けて、「おじおじさん」のブログでも「フローシャイム」社のスエードとのコンビ(http://daiseike.seesaa.net/article/133693798.html)が登場してから続けて2足紹介され、弊店でもお客様の要望が多かった為、オリジナルでの作製に挑戦しようかと思い、このメッシュとスエードのコンビシューズ2足をお借りして、靴工場に行く予定のお彼岸頃までは店頭に飾っていますので、興味がある方は貴重な名品をご覧になられてはいかがですか。





3月7日(日)は、横浜元町にお手伝いに行きます。
恒例の「元町チャーミングセール」も終わり本格的に春夏シーズンがスタートして、週末にはパターン・オーダー用の新着生地も揃う予定ですので、爽やかな春から初夏に向かっての早目の準備をしませんか。