今年の４月は特に強い雨が多く不順な天候が続いていますが、ゴールデンウィークも近づき麻素材を着れるシーズンが迫って来ました。
今シーズンおすすめのこの麻素材は、イタリア製生地マーチャントの「ＤＲＡＰＥＲＳ」（ドラッパーズ）の「ＬＯＬＬＩ ＳＵＧＧＥＳＴＩＯＮＳ」（ローリーサジェッション、社長ローリー氏今年の提案）の中に今までの他の素材メーカーも含め麻コレクションには無かった千鳥格子を見つけた為、微妙な柄の大きさと配色のバランスを見て、ピンチバックモデルで作製することにしました。
一昨年前にローリーさんが弊社に来た時に、今までの麻１００％素材のコレクションを見て無地やストライプの種類は沢山あるのに千鳥格子やチェック柄がまったく無いのを指摘して要望を伝えたのがやっと実ったみたいです。
３ツ釦段返り、ピンタック入りの３パッチポケット、後身はインバーテットプリーツ、ピンチバックのセンターベントで、片返しで７个離魯鵐疋好謄奪舛濃転紊欧泙靴拭
コーディネイトは、今回は今シーズンおすすめのニットタイを締めていますが、麻やオックスフォードのボタンダウンシャツに、麻素材のストライプやプリント柄のスカーフでアクセントを付けて、夏になったら白い麻の開襟シャツを着て、靴は茶×白のコンビネーッションで、クラシックスタイルの完成です。
今年もソリッド（無地）の麻素材は、目付けのしっかりとした４００ｇの「Ｉｒｉｓｈ Ｌｉｎｅｎ」が相変わらず好評ですが、最近の世界的なカジュアル化及び軽量化の影響もあって、現地（イギリス）でも定番としてストックしている物は軽くなっているみたいで、こだわりの強い日本ならではの商材ではないかと思います。
無地以外の麻素材なら今年はこの千鳥格子が一番おすすめで、他にシンプルな２色使いのグレンチェックもあります。
今回はクラシックスタイルで提案しましたが、真夏用にアンコン仕立てのジャケットを作って、ベルトレスでリバースプリーツの真っ白なリネンパンツを穿いて、今年、流行のホワイトシューズで合わせるのもいいかもしれませんね。
私が今シーズンの夏用に選んで作ったのは前回紹介の３者混のジャケットでした。
来年は是非、麻素材に挑戦したいと思っているので、数少ない麻素材のチェック柄のコレクションを継続してもらい、また、種類が増えることを願っています。