横浜信濃屋と白井さんとの出会い | 天神山メンズスタイル

天神山メンズスタイル

天神山は、手抜きをしない本物の洋服を作り続けて40年、長く愛着を持ってお付き合いできる、時代に左右されない洗練された普遍のモデル、こだわりの正統派スタイルを提案し続けています。
京浜急行青物横丁駅より徒歩2分、赤煉瓦の建物です。
東京都品川区南品川5-8-21

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4月より横浜信濃屋とのコラボレイションにより「TENJINYAMA」
横浜元町店オープンに伴い新しく書庫(項目)を増やしました。

白井さんのことや信濃屋時代の商品について書いていきます。

実を言うと、このブログを始めたきっかけが信濃屋在籍中に白井さんと一緒に
仕入れの仕事を20年間させていただいて、積み重ねてきた知識やこだわりの世界を
記録に残す意味も含めて始めたものでした。

約30年前に信濃屋に入社した当時はそれほどファッションに興味はなかったのですが、
置いてある商品や白井さんとの出会いで徐々に「こだわり」の世界へ
ハマッテしまったのだと思います。

私が入社した年に、白井さんが2度目の欧州仕入れに行ったその時からクラークゲーブルの
ような髭を生やし始めて以来、現在まで続いています。
体型はあまりよくない(怒られちゃいますね)のですが、洋服に対する知識やセンスの良さは、
私が今まで見てきた人達の中では群を抜く凄さです。

もっと凄いのは、信濃屋の中で一番物を買い続けていて、今でも洋服はシーズンに1着と
シャツ、ネクタイ、靴、小物まで、沢山持っているのにかかわらず買っているところです。
学生時代のアルバイトからですから50年以上で、服が好きという次元を通り越して
いるようにも見えます。
当然、失敗も数多くあったと思いますが、全ていい経験になって蓄積されているようです。

信濃屋ホームページ「白井俊夫のおしゃれ談議」の中で、おしゃれに関しての質問で、
「長く愛着を持って着られる服。そうなると自然と、ベーシックなフォルムで、
仕立てや素材にクォリティの高さが感じられ、それでいて着る人の個性をキラリと主張する、
そんな洋服に惹かれるのです。」という白井さんらしい表現が私は大好きです。

今回、載せた写真は3年前の夏に白井さんのイタリア仕入れに同行させていただいた時に、
ミラノのL.BARBERAのショールームにて撮影したもので、私の尊敬する2人の表情が
とっても良く映っています。
この時のバルベラは今年流行のポーラー素材のダブルブレストで、白井さんは
TENJINYAMA製のキャメルヘア&リネン混のバルカのチェンジポケット付き
ジャケットです。
この2人のことを話すとかなり長い話になってしまうので、次回より少しずつ
書いていきたいと思います。