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徒然伝 6. ~ 珊瑚と小腸 ~



今回は “海洋環境“ に目を向けつつ・・・人体内の “小腸“ について。





珊瑚礁には、

多様な生物群集が生息・・・


海洋生物の多様性を支え、また海洋における二酸化炭素の循環機能も担っているそうです。


そのサンゴ自体の外側表層部には、

“ 共生藻類 “ と呼ばれる“海洋微生物“が繁殖しており、その藻類から直接光合成生産物である栄養素を受け取ることで・・・お互いが、共存共栄している。


しかし、

近年の温暖化等による海水温の上昇、

生活排水汚水等による海洋汚染の深刻化・・・

サンゴの表層部に共生している“ 褐虫藻類 “ は、この急激な環境変化に対応できず、深刻なダメージを受けて、再起不能 ...


その際、

珊瑚の骨格が海水面に剥き出しとなってしまい、透けて白く見えるように・・・


 これが、

  “珊瑚の白化現象“ と呼ばれるものです。




そのまま、

剥き出しの “白化した状態“ が続くと・・・

珊瑚自体は微生物からの栄養素を受け取ることが出来きず、その肌を直接海水面に晒される事により、生育継続は非常に困難・・・


ここで、

もし、何か回復のきっかけが無ければ、

そのままサンゴ達は次第に枯れ果て、

珊瑚礁全体の生態系まで深刻なダメージを及ばしてしまう。


 その海域での海洋生物の多様性が、

 壊滅してしまう・・・




その映像を目の当たりにしますと、

以前の “健全“ な状態からの、その変容振りには大変に衝撃的・・・


 まるで、ゴーストタウン

  全く “いきもの“ の気配がない・・・


動画等で、その変化をタイムリーにビジュアル化でき、目視確認できるので、何がどうなっているのか ・・・?

 

 その問題点が浮き彫りとなり、

今後の対策方法も見出だしやすくなる。







さて、

 人体の消化器官・・・ "小腸"


お腹の中を蛇行しつつ、その全長は約4~5mにもなります。更に、内部表層部は “絨毛“ と呼ばれる突起物で覆われており、栄養素を吸収するための “表面積 “を大きくかせいでもいます。



 何故、腸管はそんなに長いのか?
小腸と微生物との共存共栄関係と
その互いの “恩恵“ のやり取りに・・・

理由がありそうです。

小腸の “絨毛“ から、

糖分を分解する "酵素" が分泌。

そこで分解された糖分は、腸内微生物の生育活動源になる為、微生物達は絨毛表層部に住み着きます。


その際、
住み着いた微生物達は、"絨毛" への各栄養素の “受け渡し“ とその吸収に、触媒作用的な役割を果たすという共存共栄関係・・・


また摂取した食物を微生物が、発酵分解することになりますが、腸管が長い事でその発酵分解させる時間の確保が可能になる・・・そして、体温が30℃前半近辺なのも微生物にとって活発に活動しやすい環境となり・・・



 さながら、人のカラダは


 超高性能

  “ 人体型発酵専用機 “


 となりますね。




このように、
腸内微生物は、人体に栄養吸収するのを “触媒役“ として助けてくれている、という訳です。


この互いの関係は

" 大地の土壌"、上記の "珊瑚と微生物" 

と同じような共存共栄の "連携プレー" です。


つまりは、

各々それぞれ持つ役割が 、“健全“ に機能し、相互にバランス良く働いた場合でのみ、

共存共栄が可能となる。





ここで・・・


化学物質“ による環境激変の事態が、発生する事に


その一例が、

 体内においての


 あの、食品添加物・・・



ミクロな微生物にとって、

僅かな環境バランスの変化が・・・命取りとなってしまいます。


 農薬/合成化学物質肥料使用が

大地の砂漠化につながっていった...


 海洋環境の激変が、白化現象を招いた...

等、


これらは

動画等でその状況状態を、ご覧になることが出来ますが、


 腸内の様子は

  ビジュアルで、確認し難い・・・


その変化度合い等が確認でき、その状態がどうなっているのか目視できれば、話も早いのですが・・・


 その、食品添加物の中でも

  特に “旨味調味料“ 、

 グルタミン酸ナトリウムは、


   魔法の劇薬・・・です。


口内環境、味覚という神経器官にも多大な影響を及ぼし、腸内微生物にとって、また人体にとってもある意味で “天敵的な存在“ となり得ます。


 ここら辺のことは、また改めて・・・





 腸内で何が起こっているのか?


要するに、

微生物の生息できない・・・"珊瑚の白化" のような状態です。


腸内微生物は、

化学薬品の打撃を受けて活動不能になり、衰退の一途。その為、腸内に運ばれてくる食物の発酵分解は進まず、長い腸管の中で食物は腐敗の一途・・・



微生物からの恩恵を

 失ってしまった "絨毛細胞群" 


珊瑚の白化同様、その肌を露出してしまう事でウイルス等に対する "免疫システム効果" も激減


また、

"栄養素" の受け渡し連携プレーも上手く機能せず、体内への栄養吸収が困難と。



食物の大部分は腐敗物として

出口に向かって押し出されるのみ・・・



・・・


・・・












 果たして、


  こんなサイクルで、良いのだろうか?




  m(_ _)m