● 成功の基礎。 | たいやき社長、書く。

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成功とは、信用から実現するわけであり、成功とは、すなわち、どれだけの人間から信用されているかの、「信用量」が目に見える形になったものです。世には、ただいまも、成功を目指して、努力精進されている人々がたくさんいると思いますが、どれだけ努力しても、成功するための、「基礎」がしっかり出来ていなければ、積み上げている努力も、水泡に帰することになります。


さて、その、成功の基礎とは、何でしょうか。この世には、ものごとを治める順番があります。それは、「修身(しゅうしん)・斉家(せいか)・治国(ちこく)・平天下(へいてんか)」です。まず、自分を治めること。つぎに、家を治めること。つぎに、国を治めること。最後に、天下を治めるという順番があるのです。

自分自身を治めることができない者は、家(家族)を治めることはできません。ここが、〝 盲点 ″ ともいえるのですが、最も身近な家の者、つまり、家族と上手くいっていない者が、成功などできるはずがないのです。成功とは、信用から生まれますが、最も身近な人間からの信用を得られない者が、成功できる道理などないのです。

また、「後院失火(ごいんしっか)」という言葉もあります。後院とは、自宅の裏庭のことですが、自分の家が火事だったとしたら、外の敵と戦うどころではない、つまり、家庭が治っていなければ、成功どころの話ではないということです。成功の基礎とは、家庭を治めること、平和で穏やかな家庭にあるのだということを知らなくてはいけません。たとえ家族がいない人であっても、一番身近な人間を大切にし、最も身近な人間からの信用を得られないようでは、成功には程遠いということです。

この道理を知らず、家族を蔑(ないがし)ろにし、犠牲にして、がむしゃらに成功を追い求めている人が少なくないように思えてなりません。家を治めてもいない人間が、たとえ成功を手に入れても、それは、最大瞬間風速のごとき成功であり、一時的な、かりそめの成功です。本当の成功とは到底いえません。長くは続かないでしょう。

成功の基礎とは、まず、自分自身を治めることは言うまでもないことですが、「家・家庭」を治めること、最も身近な人間からの信用を得ることにあるのだという絶対的な原則を、どうか知ってください。家族から信頼されることが、本物の成功への絶対条件なのです。成功は、外側からではなく、内側から始まるのです。渦(うず)が中心から生まれるように、成功は、一番身近な人間からの信用を得ていくことによって実現するのです。

追伸 : あなたが提供する商品なりサービスに対し、最も身近な人間である、家族や親友が、喜んでお金を払ってくれない場合、成功は不可能である。そのようなものが、他人に求められるはずもない。