● 「底なしつるべ」学習法。 | たいやき社長、書く。

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書きたいことを、書きます。

本日は、私の最近の日課と学習法を書きたいと思います。5時に店を閉めたら、半分ほど片づけをして、近くのコンビニに、アイスカフェラテを飲みに行きます。そして、車内でのんびり1時間ブログを書きます。そして、帰宅し、夕食を済ませたら、残り半分の片づけをして仕事が終了です。そこから、40分ほど、日本経済新聞を眺めながら、必要な情報をインプットします。私が見るのは、書籍の新刊の広告をはじめ、あらゆる企業の広告のコピーや、デザインをじっくりと観察します。


新聞や雑誌を読む人がいなくなりましたが、それだけに、新聞や雑誌を読むことに価値がある時代です。新聞の一面や二面をドカンと使っての広告から伝わってくるものは、リアル新聞にしかないものがあります。各社の広告のコピーやデザイン、グラフィックを観ているだけで、最新のメッセージや、ただいまの世の中をフィーリングで感じとることができます。


新聞の広告のデザインは、一流のデザイナーが創っているので、美的センスを磨くための、よい〝 先生 ″ ですし、コピー、つまり言葉も、一流のコピーライターが、無駄を極限まで削り落とした、〝 刺さる言葉 ″ での芸術的な表現ばかりで、言葉のセンスが磨かれます。したがって、毎日、一流のアートに触れることができるわけです。


他には、軍事とテクノロジーをチェックします。軍事とテクノロジーの記事に触れていれば、最新の科学がわかります。最先端の科学から、これからどのような時代になっていくかが、おおよそつかめるのです。科学からは、未来が視えるのです。あとは、何の事業が下向きで、何の事業が上向きかを、ザクッと見ていれば、世の中の時流が読み取れますので、たとえ、小さなたいやき屋の店主であっても、ただいま、どのような世の中であるのかを、知っているのと知らないのとでは、非常に大きな差があるのです。他の記事は読みません。目的を絞ることによって、時間を有効に使うことができます。


そして、その後は、スマホアプリの、日本経済新聞電子版と、NewsPicks、CNNの3つのみと決めて、30分ほど、トップニュース、テクノロジー、ビジネス、金融・経済、政治・社会、国際、マーケット、地域、文化など、各ニュースのタイトルだけチェックします。タイトルを見るだけでも、自国の動き、世界の動きが何となくつかめます。スポーツの記事は一切見ませんし、わかりません。「たった3つのニュースアプリのタイトルのみをみる。」これだけでも、膨大な情報で、とてもつかみきれませんので、ポイントは、「何となく」でよいのです。


新聞や雑誌でも、ネットには流さない、タダのものの中にはない、有料の情報で食べているわけですから、新聞や雑誌を読む人がいない、今こそ、いかに有料の新聞や雑誌の情報にふれて、他者や他社との、「差」を生み出していくかが大事なことなのです。経営コンサルタントの小宮一慶さんは、雑誌ならば、Newsweekが面白いと言っていました。私も、1冊だけ読んでいる雑誌があります。


残る時間は、10分ほど、有料と無料のメルマガ5本に目を通したあとに、中学英語の本を20分ほど、そして、「実学」、すなわち、経営に関する本を30分ほど、そして、「心学」、すなわち、心田を耕す本を30分ほど並行読みします。最後に、時間が残れば、動画サイトで、好きなアーティストの発売前の新曲を聴いたり、精神や志気を高めるために、植芝盛平翁や、甲野善紀先生の武術を観たり、ユーモアのセンスを磨くために、漫才やコントを観ます。


私の一日は、だいたいこのような感じで、仕事以外は、インプット(勉強)の時間にあてて、その復習・おさらいのために、アウトプットでブログを書くというスタイルです。仏教の話で、「底なしつるべに水を汲む」というものがありますが、底がなければ、井戸につるべを落としてロープで引き上げても、数滴の水しか得られません。しかし、それでも、一日中やっていれば、バケツ1杯分の水を汲むことはできるという例えです。


私は、「底なしつるべ」学習法として、あらゆる情報や知識を汲み取るために、毎日、〝 底のないつるべ ″ を井戸に落としては、細かい時間を利用しながら、何滴かの水を汲み続けているのです。一日に汲むことのできる水の量は、たとえバケツ1杯分であったとしても、これをコツコツと、カメの歩みのごとく、1年、3年、5年、10年と継続していれば、「ウサギでも追いつくことができないほどの大差」が生まれてくるのです。やはり、その他大勢の凡人から抜けて、「成功者」を目指すからには、このような努力は、「当たり前のこと」なのです。