世には、働けど働けど、「お金」がないという人もいれば、バリバリお金を稼いで、年収2000万円だけれども、その稼いだお金を使っている「時間」がないという人も、少なくないでしょう。
ですから、「時間とお金」がある人こそが、人生において、最も幸せな人であるといえるでしょう。時間とお金があるという人は、大富豪や、大成功者や、超エリートに限られるというイメージがあります。
しかし、そうでもないのです。実際、小さなたいやき屋の店主である私は、時間もお金も持っています。朝は、のんびり11時に開店し、お客様のこない時間は、のんびり読書をし、そして、夕方5時には店をしめて、まっさきに昼寝をし、起きたらブログを書く。そこから、90分間片づけをしたあとに、食事をして、あとは寝るまで、ひたすら読書という生活です。昼食はとりません。
そして、一週間に一度、休日、余暇には、「この3店舗をまわれば、都内の大型書店にいく必要はない」という書店めぐりをし、1万円から2万円分本を買い、書店めぐりで大いにエネルギーを使ったら、まずは昼寝をし、スッキリ起きたあとには、また、ひたすら読書をする。ただいまの、私の人生は、このくり返しでできております。
ここで、何がいいたいのかと言いますと、「自分にとっての仕事量は、ここまででよい」、「自分にとってのお金・収入は、ここまででよい」というラインを定めれば、あとは、必要なだけ働き、働いて得たお金で、幸せを感じられる生活をすれば、「時間とお金のある人」になることは、それほどハードルの高い世界ではないということです。
ですから、年収1億円だけれども、仕事やおつきあいだらけで、のんびり本を読む時間もない、買い物にいく時間もないという人からすれば、「必要な分だけの」という前文がありますが、時間もお金もある、ただいまの私の生活は、うらやましいかもしれません。
しかし、私の目標は、教育者・啓蒙家となり、おもに全国の小中学校に、「学校では教えてくれないけれども、10代で知っておかねばならないこと」を、講演してまわる、講演家になることですので、その目標が実現したら、「時間」はなくなるでしょう。それだけに、ただいま、「時間もお金もあるうちに」、勉強しておかねばならないのです。
ですから、私の休日、余暇、プライベートタイムは、すべて、書店めぐりか、読書で埋めつくされておりますが、夢のため、目標のためですから、苦になることはありえません。むしろ、大好きなことばかりやっていて、申し訳ないという感じです。しかし、すでにこれは、ただいま、「未来の仕事」をやっていることになるのです。
啓蒙家・講演家となるための、知識とネタ、知恵の収集を、ひたすらし続け、「臨界点」に達するのを、じっと待っているのです。何事も、「準備が整ったときに、チャンスはおとずれる」ものです。これは、法則なのです。私も、まだまだ準備が足りないのでしょう。完全に準備が整った時点で、〝 スパーク ″ するでしょう。
不思議な感覚なのですが、私は、もう、「成功することが分かっている」のです。ですから、焦りもありませんし、毎日、粛々と、やるべきことをやり続けて、確かな実力をつけるのみです。
「時間とお金」を両立させた人生は、難しいことではありません。もちろん、キャバクラやクラブに通うことが幸せだ。ブランドの服やバッグを買うことが生きがいだという人は、それだけお金が必要になりますから、「時間」は犠牲にし、「お金」を優先させるために、一生懸命に働かねばなりません。
しかし、私のように、勉強するための、本さえ買えれば幸せであり、目標のために勉強することが楽しみであり、生きがいであり、『おかずみそ汁』と、漬物とごはんが食べられて、あとは、月5万円ほどの本代があればよいのだという〝 定点・ポイント ″ が定まっていれば、大富豪や、大成功者、超エリートでなくとも、「時間とお金」を両立させることは可能なのです。このようなことも知っておくとよいと思います。