● 印象での勝負。 | たいやき社長、書く。

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ただいま私は、株式会社スマイルLABO様に制作していただきました、拙著、「たいやき社長があなたに語る、人生で知っておきたいこと。」の内容で、とりわけ、未来を背負う若者に伝えたいことを、私の母校の小学校で話させていただきたいと考えています。

「こども」とは、すなわち、この国の、この世界の、「未来」そのものです。ですから、私は、光り輝く、すばらしい未来のためにも、これから、たくさんのこどもたちに、「知ってもらいたいこと」、否、「知っておかねばならないこと」を伝えてゆく、教育者・指導者として、活躍すると決めています。

そこで、まだ何も始まっておりませんが、見切り発車で、まずは、人の前で話すにふさわしい「服」が必要であると思い、スーツをつくりました。普段は、Tシャツにチノパン、バンダナにサンダルの、たいやき屋のおやじが、一般的に、「勝負スーツ」といわれるレベルの値段のスーツを、創業81年のお仕立て屋さんで、完全フルオーダーメイドでつくったのです。

スーツに、ベストに、ワイシャツまで、すべて、オーダーメイドで、しかも、なぜか私が気にいる生地や素材や形は、店主がすすめるものよりも高価なものになってしまうため、じつに、高い買い物をしました。

高い買い物でしたが、やはり、無名の人間が、人に話を聴いてもらうためには、「印象での勝負」となります。「この人の話は、聴く価値がありそうだ」とか、「この人の話を聴かなかったら、損するかもしれない」と思われるようでなければなりません。

たとえば、こどもたちが、私を見た瞬間に、「ああ、この人は、普通の人だ」と思われたら、もう、耳が〝 閉じてしまう ″ わけです。ですから、「この人は、普通の人ではなさそうだ」と、私を見た瞬間に感じてもらうには、学校の先生が着ていないような「服」を着ている必要があるのです。これを〝 押し出し ″ といいます。

「人は、見た目がすべて」です。心根の優しさや、知性や教養の深さは、例外なく顔にでます。「顔は脳みそのヌード」、「顔は心・精神の表れ」であり、その人間の内面は、隠そうとしても、隠しきれません。すべて、外側ににじみ出てきてしまうものです。

また、内面は置いておきましても、外見がキチッとしている人は、「キチッとしている人」として判断されます。したがいまして、偽りのない事実として、「人は、見た目がすべて」なのです。ここに議論の余地はありません。これは、知っておかねばならないと思います。

そして、スーツをつくりましたが、それに負けない、ファッションの決め手となる「靴」も必要なので、買う予定ですが、とにかく、どうせ買うならば、「高いもの」を買うことをおすすめします。そして、「高いものにふさわしい人間」になるように、自分に磨きをかけるのです。

また、これは、あくまでも、個人的な意見ですが、「高いものは、一日でも早く買うべき」です。人間は、「明日生きている保証はない」のです。ですから、かなり〝 背伸び ″ をしてでも、身を滅ぼさない範囲で、欲しいものや、高いものは、一日でも早く買うべきです。そうすれば、自分の残りの人生において、1日多くそれを使うことができますし、「日割り」にすれば、そのほうが割安なのです。

「高いものには、高い理由」があります。私も、まれに高いものを買いますが、高いものを買うたびに、「やはり、高いものはいい」と、つくづく実感します。「余裕ができたら買おう」などと思っていて、万に一つ、明日死んでしまっては、死んでも死に切れないものがあります。

経営は、理想としては、「無借金経営」です。しかし、借金、すなわち、「前借り」をすることによって、発展・繁栄・幸福が実現できる勝算があるのであれば、身を滅ぼさない範囲で、お金を借りてでも、一日でも早く実行するべきです。

人生の〝 真の成功 ″ とは、「死ぬときに、後悔が残らない『生き方』をすること」です。尽きるところ、これがすべてです。私としましては、「死んだ後も、世の人々に影響を与え続けるような生き方」が理想です。

ですから、くどいようですが、身を滅ぼさない範囲で、欲しいものは、一日でも早く買うことです。それも、できるだけ、「高いもの」を買うことです。それもまた、「勉強」であり、「人間力」を増大させるために必要な〝 投資 ″ といえます。

話が、「死生観」まで飛んでしまいましたが、まとめとしましては、「人は、見た目がすべて」であるという、厳然たる事実を知って、「印象での勝負では、けっして負けてはならない」という意識に目覚めていただければと思います。〝 押し出し ″ は、数ある成功法則の中でも、かなり重要なものですので、知っておくとよいかと思います。

 
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