当時は確かグラスロッドと言う言葉が流行ってたが、当然我々子供の世界では竹製の竿が多かった。
私は近くの釣具屋で(チャリンコで30分かかる隣の市)竹製の4本つなぎの鮎竿と言うより長い竿を買い、釣具屋のおばちゃんに鮎釣りのことを色々聞いた。
今でこそネットで情報が手にとるようにあるが、当時の情報収集源は、釣具屋、本、友人の3種類しかなかったのだ。
「鮎釣りするなら鑑札買わないけんで〜」と言われ、その時初めてお金がいることを知った 

当時の天神川の遊漁料は中学生で1,500円、
これは年券の額で、日券のあることは当時は全然知らなかったし日券があったかどうかはわからない、
ともかく、私は1,500円を払い自分の住所と名前の記入された入漁券をもらい、何か大人の仲間入りを果たした妙な気分になった。(入漁券は固紙で出来ていた)