暑い季節に自律神経がみだれることがよくあります。
自律神経は、私たちの体に備わった「自動運転システム」で、呼吸や内臓の働き、血液の流れなどを調節しています。
具体的には、交感神経と副交感神経の2つが関与しています。
- 交感神経: これはアクセルのような役割を果たし、血管を収縮させて血圧や心拍数を上げ、心と体を活発にします。しかし、胃腸の働きを抑制します。
- 副交感神経: これはブレーキのような役割を果たし、血管を拡張させて血圧や心拍数を下げ、胃腸の働きを促進します。
自律神経は、1日を通してどちらかが優位になっています。アクティブに活動している時や緊張・不安を感じている時は交感神経が優位になり、リラックスしている時や眠っている時は副交感神経が優位になります。
理想的な状態は、両方の神経がバランスよく働いている事です。
夏に自律神経が乱れやすくなる原因は、脱水と屋外の気温差です。
脱水は夏バテや疲労感の主な原因であり、交感神経が優位になることで血流不足が生じます。
また、寒暖差の激しい季節でもある夏は、自律神経のバランスを乱す要因となります。
適切な水分補給や休息を心がけるころで、暑さによる自律神経の影響を軽減できます。
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