こんにちは。だいぶ暖かくなってきました。
みなさんは、しっかりと体調管理ができていますか?
今日は、いびきについて。
自律神経と深い関連があります。
― いびきは「呼吸」だけの問題ではない ―
いびきは単なる「音の問題」ではありません。
臨床的には 上気道の筋緊張・呼吸中枢の制御・自律神経バランス が密接に関与しています。
今回は、専門的視点から
自律神経 × いびき を整理します。
いびきの医学的メカニズム
いびきは、睡眠中に
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軟口蓋
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舌根
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咽頭後壁
が弛緩し、気道が狭窄することで発生します。
空気が狭い気道を通過する際に乱流が起こり、振動音として現れます。
ここで重要なのが
「筋緊張のコントロールをしているのは自律神経である」
という点です。
睡眠中の自律神経の働き
通常、入眠とともに
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交感神経 ↓
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副交感神経 ↑
へとシフトします。
しかし、
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慢性的ストレス
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精神的緊張
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スマホ過多による交感神経過活動
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不規則な生活リズム
があると、
✔ 副交感神経優位への移行が不安定
✔ 呼吸リズムが浅くなる
✔ 咽頭筋群の協調性が低下
という状態になります。
結果として
気道支持力が低下し、いびきが出やすくなる のです。
つまり、
いびき → 交感神経過活動 → 睡眠の質低下 → さらにいびき悪化
という自律神経ループが形成されます。
いびきと自律神経の悪循環
いびきが強い場合、問題はさらに深刻になります。
▷ 睡眠時無呼吸の併発
無呼吸が起きると
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酸素飽和度低下
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一時的覚醒反応
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交感神経の急上昇
が生じます。
この「夜間の交感神経スパイク」は
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早朝高血圧
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不整脈
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血糖上昇
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慢性疲労
と密接に関連します。
■いびきがある人の身体的特徴(臨床視点)
臨床で多いのは:
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胸郭の可動性低下
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横隔膜の緊張
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頚部前方突出
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舌骨上筋群の硬さ
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咬筋・側頭筋の過緊張
これらはすべて
呼吸機能と自律神経に直結する構造 です。
呼吸が浅い人ほど、夜間の筋協調が崩れやすい傾向があります。
改善の鍵は「気道」だけではない
一般的対策:
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横向き睡眠
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減量
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マウスピース
これらも有効ですが、根本的には
✔ 呼吸パターンの再教育
✔ 横隔膜の可動回復
✔ 頚部〜胸郭の連動改善
✔ 自律神経調整
が重要です。
自律神経から見た本質
いびきは
「気道の問題」ではなく
“神経制御の問題” であるケースが多い
交感神経優位が慢性化している身体は
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夜間も完全に副交感神経へ切り替わらない
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呼吸中枢の安定性が低い
-
咽頭筋の反応性が低下
という状態になります。
つまり、
脳と自律神経の調整が必要 なのです。
いびきを
「太っているから」
「年齢だから」
で終わらせるのは早計です。
背景には
自律神経機能の乱れが潜んでいる可能性があります。
もし、
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朝の疲労が抜けない
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血圧が高い
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日中眠気が強い
-
呼吸が浅い自覚がある
こうした方は、
一度“神経レベル”から身体を見直す必要があります。
自律神経ケア専門学院では、
呼吸・脳・神経制御の観点から身体を評価する技術 を体系化しています。
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