こんにちは。最近、
冬季になると増える主訴として、
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原因が特定できない全身倦怠感
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頭重感・軽度のめまい
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肩背部緊張、腰部違和感
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睡眠の質低下
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気分の落ち込み、不安感
これらを「季節性」「冷え性」「加齢」と一括りにしてしまうケースは少なくありません。
しかし臨床的には、
寒冷刺激による自律神経の過緊張状態として整理すると、非常に説明がつきやすくなります。
寒冷刺激が自律神経に与える影響
寒さは、生体にとって明確な外的ストレス刺激です。
寒冷環境下では、
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末梢血管収縮
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体幹部への血流集中
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筋緊張の持続
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呼吸数の減少・浅化
が反射的に起こります。
この時、
交感神経優位状態が長時間固定化されやすくなります。
問題は、
「交感神経が働くこと」ではなく、
切り替え(副交感神経への移行)が起こらなくなることです。
自律神経の“切り替え不全”が引き起こす臨床症状
交感神経優位が慢性化すると、
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血流調節の柔軟性低下
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内臓運動の低下
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回復・修復系ホルモン分泌の抑制
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睡眠リズムの破綻
が連鎖的に起こります。
結果として、
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「検査では異常がない不調」
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「症状が日によって変動する」
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「説明しづらい違和感」
といった、
自律神経関連症状の典型パターンを呈します。
「冷えの自覚がない患者」にこそ注意が必要
臨床で特に重要なのは、
「冷えは感じていません」
という患者ほど、
深部体温の調節機能が破綻しているケースです。
特に注目すべき部位は、
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頸部(自律神経反射の要)
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腹部(内臓血流)
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足関節(末梢循環)
これらの部位の循環・緊張・可動性低下は、
自律神経系への持続的な負荷となります。
対症療法だけでは回復しにくい理由
痛み・不調に対して、
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局所的アプローチ
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一時的なリラクセーション
だけでは、
「戻りが早い」「改善が定着しない」
という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
それは、
自律神経の調整が“結果”ではなく“原因”側にあるためです。
リカバリーメソッド療法では、
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構造
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神経
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血流
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呼吸
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内臓反射
を自律神経調整の視点から統合的に評価・介入します。
特徴は、
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無理に交感神経を抑え込まない
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副交感神経を「働ける状態」に整える
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身体の回復機能そのものを引き出す
という点にあります。
寒冷刺激で適応疲労を起こした身体に対し、
「回復できる条件」を再構築するアプローチです。
季節性不調こそ、自律神経評価の好機
寒さによる体調変化は、
患者にとっても施術者にとっても、
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自律神経の状態を可視化しやすい
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変化を実感しやすい
重要なタイミングです。
症状を追うだけでなく、
自律神経という“背景”に目を向けることが、
臨床の質を一段引き上げます。
今後は、
寒さ・気圧・疲労といった環境因子と
自律神経の関係を、
より深く臨床に落とし込んでいく必要があります。
その一つの選択肢として、
リカバリーメソッド療法が
現場で役立つ視点になれば幸いです。
自律神経ケア専門療法士が行うリカバリーメソッド(シーター波メソッド)はオリジナルの技法です。
お近くの自律神経ケア専門療法士にご相談ください。
療法士が、たくさん出ています。





