まず、何があっても微動だにしない大確信、大境涯に立つことが根本です | くにゆきのブログ

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今、自分が感動したこと、また知っていただきたいことを、主に記していこうと思います。

     (『人間革命』第11巻より編集)

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          〈大阪〉 36

 

 笑いが広がった。

 

 戸田は、心ない中傷記事に、どれほど会員が悔しい思いをしてきたかを、よく知っていた。

 

 しかし、そんなことで一喜一憂しているようでは、万年の基礎をつくりゆく、広宣流布の本当の戦いはできないことを教えたかった

 

 彼らに、いかなる信念がありますか。ひとたび戦争になれば戦争を賛美し、平和が訪れれば平和主義者に早変わりする

 

 所詮、信なき言論は煙のようなものです。

 

 大聖人は『世間の留難が来ても、とり合うべからず』と仰せだが、新聞の中傷記事なんて、留難に入らない、ささいな問題です。

 

 そんなことに紛動され、退転していくなら、自由にしてください。まず、何があっても微動だにしない大確信、大境涯に立つことが根本です。

 

 そして、そのうえで、破折すべきは徹底して破折していくんです。黙っていれば、世間は、それが真実だと思い込んでしまう。

 

 

 『いかなることがあっても、少しもたゆむ事なかれ。いよいよ

、はりあげて責むべし』というのが、折伏の精神です」

 

 戸田城聖は、創価学会が大きくなればなるほど、さまざまな意図のもとに、一部のマスコミの、学会への非難、中傷は、さらに激しさを増していくであろうことを予測していた。

 

 その時のためにも、言っておくべきことは、言っておかなければならないと思った。

 

 会場には、各紙の記者も来ていたであろう。しかし、彼は、何もつつみ隠そうとはしなかった。

 

 「今回の新聞の報道を見ていると、伝聞や推測で、ものを言っているが、われわれは自分で体験し、学会の真実を知っているんだから、こっちの方が強いに決まっています

 

 言論戦といったって、活字だけじゃありません。肉声こそ、最大の言論じゃないか。正義が、嘘八百に負けてたまるもんですか!

 (つづく)