宇宙と生命を貫く根源の法 | くにゆきのブログ

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今、自分が感動したこと、また知っていただきたいことを、主に記していこうと思います。

(大白蓮華、8月号、2021、「世界を照らす太陽の仏法」から)

 

 「今阿仏上人(人の名、管理者記)の一身は地火水風空の五大なり」と言われています。「五大」とは古の賢人たちが、宇宙の一切を構成する基本的な要素と考えていたものです。

 

 そして「ごの五大は題目の五字なり」と仰せです。わが「一身」は、宇宙と、あらゆる生命を貫く根源の法と一体であるーそこに阿仏房自身の生命の真実があるのです。

 

 たとえ今、悩み苦しんでいる凡夫も「題目の五字」によって、その身そのままで妙法の輝きを放っていける。妙法の働きにおいて、仏と本質は全く違わない。これが仏法の透徹(とうてつ)した視座です。

 

 一般に、人間の習性として、自分の外に幸不幸の原因を求めたり、今自分がいる場所を離れて幸福を探したりしがちです。

 

 しかし、真の幸福は、どこか遠くに存在するものではありません。

 

 「ただし、妙法蓮華経と唱え持(たも)つというとも、もし己心の外に法ありと思えば全く妙法にあらず」(略)とも仰せです。

 

 私たちが日々、題目を唱えて胸中の仏界を涌現することは、幸福の源泉をわが身の内から現わしていくことにほかならないのです。

 

 自身の内に秘められている無限の可能性、宇宙大の力用を発揮するカギが唱題行です。

 

 皆さんが、この偉大な妙法を若くして持(たも)っていることが、どれほど素晴らしいか。