「蘇生」と「和楽」の大交響曲を! | くにゆきのブログ

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今、自分が感動したこと、また知っていただきたいことを、主に記していこうと思います。

(大百蓮華、2月号、巻頭言)

 

 人は、皆、わが人生の指揮者である。

自らがタクトを振って、一日一日、一年一年、そして

一生を通して、かけがえのない命の曲を

奏(かな)でゆくのだ。

 

 御本仏・日蓮大聖人は妙法を説き明かされ、誰人

たりとも大宇宙の究極の音律に則(のっと)り、

あらゆる「生老病死」の苦悩を打開しながら、

「常楽我浄」の生命の賛歌を謳(うた)い上げていける

大道を開き示してくださった

 

 この希望の大仏法を、戦後の荒野で民衆の一人一人

に弘通していかれたのが、我らの師・戸田城聖先生である。

 

 今年は、大聖人御聖誕八百年の大佳節であり、

戸田先生の第二代会長就任から七十周年でもある。

 師恩への感謝の一念で壁を破った、あの蒲田支部の

「二月闘争」にみなぎる勇気と情熱と団結で共々に

前進したい。

 

 世界の華陽姉妹が求道の心で研鑽し合っている

御書の一つ「一生成仏抄」には、「一念三千」

の法門について、「十界の衆生、森羅三千の依正と色心、

非情の草木、大空と大地のいずれも除かず塵も残さず

一念の心に収め、また一念の心が宇宙法界に

遍満するのを万法(ばんぽう)というのである」(383ページ)と

仰せである。

 

 題目を唱え、「広宣流布」へ挑みゆく我らの生命には、

どれほど壮大な力が秘められていることか。

 

 この一念の力を解き放ち、どんな現実の苦難にも負けず、

価値創造していくのが、「信心即生活」「仏法即社会」

の軌道だ。

 

  なかんずく、師弟不二の報恩の一念で行動を起こす時、

妙法の大いなる、そして妙(たえ)なるリズムに合致して、

「人間革命」の大歓喜の波動を自他共に広げて

いけるのである。

 

 自行化他の題目は、「一切衆生の心中の仏性を

唯一音(ただひとこえ)に喚(よ)び顕し奉る功徳・

無量無辺なり」(557P)である。

 

 六十五年前、「大阪の戦い」の中で、私と関西の同志は、

いかなる人であれ、「立正安国」の行進に連なって

功徳を受けられるようにと祈り、対話し、仏縁を

結んでいった。

 

 今再び、「まい(舞)をも・まいぬべし」(1300P)

と地涌の指揮で、「蘇生」と「和楽」の大交響曲を

奏でゆこう!

 

 全世界

   蘇生の音律

    響かせて

  民衆(とも)の生命(いのち)に

          無窮(むきゅう)の力を