センターから我が家に来て早8年

推定15歳を迎えた愛犬然とした保護犬GONのことです

 

思い返せば さざ波のような異変を感じたのが 去年夏頃

食欲にムラが出て 食事の摂り方が変わって来ました

食事を出した時に器を警戒するような仕草を見せるようになり なかなか食べ始めず やっと口を付けたかと思っても 急に飛びのいて器をひっくり返してしまったり・・・

そばについて 何度もよそい直したり 目の前に置き直したり しながら よしよし がんばれ 食べて と 声をかけ撫でて鼓舞し続け なんとか8割~全量の摂取 になっていました

 

そして 耳と目がぐんと機能低下した

これは高齢になるとある程度仕方ないかと思っていました

 

元々吠えるワンコでしたが(かなりビビリ) より 吠える回数と時間が長くなってきて 理由のわからない吠えも増えて来ました

夜間覚醒も増えて来ました

 

ムスコが庭で遊ぶボール 昔はなんともなかったのに それにやけに怯えるように・・・

 

ざっくりまとめると

 

・怯えがち、不穏になりやすい

・食欲低下

・目と耳の機能低下

・吠えの増加

 

秋頃は落ち着いて来た感じがしていましたが

冬になって症状また強くなってきてしまった感あり

 

しかし 足腰は至って丈夫で 元気もあり

お散歩の時は大喜びで しっかり歩く

 

夜吠えずによく寝かせるためには 昼間できるだけしっかりお散歩させた方が良いときき

ここしばらくは お散歩がんばって朝夕2回にし うち1回は1時間ほどの長い歩行にしていました

 

ですが

 

夜間の吠えは悪化して

時には夕方から深夜までずっと吠える日も出てきちゃって赤ちゃん泣き

そんな時は獣医さんに以前処方されていた安定剤を飲ませて休ませていました

(飲ませて30分ほどで寝てくれるけど、6時間足らずでまた起きて早朝に吠える・・・赤ちゃん泣き)

 

そして 遂に先日決定的な事件があり

それは もう長い事お世話になっている行き付けのトリマーさんに先日シャンプーを頼んだところ

トリマーさんから

 

「GONZOちゃん、今回はびっくりするぐらい暴れて大変でした・・・こんなこと初めてで、申し訳ないですが、次回からは口輪をご持参ください」

 

と 言われ

トリマーさんの手にはがっつり噛まれた傷がえーん

 

おかしい!

GONZOも大好きな良く懐いているトリマーさんだったのに!

 

うすうす・・・・・・・・

認知症ではと感じていましたが まだまだコミュニケーションもとれるし 体は丈夫でお散歩大好きだし と 認めたくない気持ちがあったけど

かかりつけ獣医さんにご相談にうかがいました

 

すると

かかりつけ獣医さん 一目見るなり

 

「これはもう典型的な認知症のお顔付になっていますね」

 

えーん

 

心肺機能は問題なく

整形的にも丈夫なGONZO

吠える声が大きくなっているのは 本イヌの耳が遠くなっているから ということも考えられるが

夜間の吠えやその他の症状は 認知症によるもので間違いないだろうとのこと

 

体が大きくて丈夫で心肺も強いけど認知症という 介護が大変なタイプかもですね・・・ と

 

今までにも処方してもらったことのあるジアゼパムとコントミンをやや増量して20日分処方され

副作用はどうしてもあるけれども(日中のふらつきや心肺への負荷など) 

「連日深夜まで吠えられたらご近所もたまったものじゃないでしょうから」

(私もそこは本当に気になっていたところ・・・)

ぐすん 

とりあえず 昼間はできるだけ運動を頑張って 夜間は薬を飲ませてみることになりました

 

ただ 常用しているとどうしても耐性ができて だんだんと増量せざるを得なくなること そうなると副作用も大きくなり 結果的に認知症を進行させてしまったり また 寿命を縮めてしまう場合もあること

GONの認知症の進行具合によっては それでも どのくらい効果を保てるかはわからないこと

など 説明があり

どんどん沈みゆく私・・・・・絶望

 

どうしてもご近所から苦情が来てどうしようもなくなったり した場合は

今は 侵襲の少ない レーザーで声帯を手術して 声が出ないようにするという方法もあり それは 強い薬を飲ませ続けるよりは動物の体にとっては負担は少ないと私は思うが 全身麻酔をしなければならないので高齢犬にはリスクも高いこと

また かかりつけ医の病院ではその手術は行っていないので 希望する場合は隣町のF病院に直接問い合わせてみてください

 

とのお話もうかがい・・・・・・絶望凹む・・・・・・

 

 

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病院の待合室で落ち着かず私に挟まれるGONZO

 

 

帰宅し

福岡コーギーレスキューのボスに報告相談し

とりあえずは 内服と運動でやってみることにしました

声帯の手術のことは・・・一概に悪い事かわいそうなこととは言えない場合もあるけれども、やはり最終手段として考えよう、と

 

 

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どうあろうとも 私にとっては 世界一可愛い犬だよ 相棒!

 

認知症がどのくらいまで進むのか先のことはわからないけれど

わかっているのは どういう形になったとしても 最期まで寄り添い愛し抜く ということ


これから六花とも良い関係性が築けて 少しでも元気の足しになったらいいな犬

GONZOらしく 少しでも 美味しく楽しく 過ごせますように

 

GONと共に暮らせる貴重な日々も きっともうそんなに長くはない

一日いちにち ありがたく大切に過ごしたいと思います