師走突入し 気温もぐっと下がり
ラジオでは 温もりの恋しい季節ですねぇ なんて話がされるようになり
そうだねぇ 特に 毛玉が恋しい季節だわねぇ とか思っていた矢先の 金曜日の夕方。

短い散歩を終えた延長で ジャムさんと庭でボール遊びをしていると
ボールをとりに行ったジャムさんが戻らない。

様子を見に行くと
門越しに茶色いワンコと挨拶している!

ワンコの首には 古びた赤い首輪と 首輪についてる短く千切れた鎖・・・。

脱走した迷いイヌに見えました。

もうすぐ日が暮れる寒い日とあって、とりあえず保護しました。



保護時点でのお写真。

とろけそうな甘いマスクに 思わず 「か、かわええ・・・」 と 呟いちゃった私 (^^ゞ←

とりあえず その日はお水とご飯をあげて・・・



がつがーつ!



飢えてるみたいな食べ方で ちょっと心配しつつ おかわりまであげて。
コーギーのような短いあんよに萌え

鑑札はなく 首輪に電話番号が書いてあったのでかけてみたのですが 現在使われておりません の応答で繋がらず。

なので 最寄りの保健所と警察署に電話して
警察署だけ 出向かないといけないとのことで 翌日土曜日に拾得物件の届け出をしました。

3カ月お迎えがなければ所有権が私にうつるとのことで
私にとっての保護犬4わんこめ 仮名「四つ葉」と名付けました。

飼い主さんのところへ戻れるのが一番だけど
もし新しい飼い主さんを探すことになっても とにかく 絶対幸せに と。

たくさんの命が殺処分されゆく中 力足らずの私の元へ 自分から飛びこんで来てくれた四つ葉に 二度と放浪や飢えを経験させないんだ! と 決意した瞬間でした。

そんな四つ葉は 金曜日の夜から土曜日の明方にかけて ひとり大運動会 ^^;



慣れない環境での初めての夜は 殆どのイヌが吠えて当たり前なのかもという認識はありますが
ここまで犬小屋すっ転がす子は珍しいかも と (^m^;)
このハイパーなエネルギー炸裂 きっと若いのかな!? という期待もうまれました。



「オスワリ」ができるし



「マテ」も できる!

飼い主さんが教えたんだろうなぁと思うと 切ない(;_;)



それにしても この甘いマスクですよ・・・・可愛い過ぎる・・・

こんなに可愛いのに 匂いがちょっときついのが残念で
今朝9時にいつもお世話になってるトリマーさんにシャンプーの予約を入れ
シャンプーの前にお散歩をと 今朝8時半頃 リードウォークのトレーニングも兼ねて ブロングカラーで家の前を少し一緒に歩いていると・・・・

向こうからおじいさんが尋常ならざる勢いで駆けて来るではないですか

四つ葉も駆けよろうと引っ張る

 え え

って思ってる間に おじいさんが到着し 四つ葉を撫でて

「チャコーーー探したぞー轢かれたかと思うてのーーー

っと くしゃくしゃの笑顔・・・・・・

まさかの 飼い主さん キターーー

きくと なんとご近所さんではないですか・・・

首輪の電話番号は遠方の市外局番だったのでビックリで そのこときくと 10年以上前にその遠方からもらって来たイヌだったんだそうで・・・・・・
ジャニーズ系の若者かと思いきや 実はかなりおじいちゃんだったのです。
道理で 他イヌと折り合い難しそうなジャムさんと仲良かったと思ったら 老犬同士だったのか・・・・・・。

そそくさと連れ帰られて 正直内心 (°д°;)←こんな感じだったんですが
畜犬登録のことと 迷子札のことはちゃんと言わなきゃと思って 一瞬の別れ際にせかせか言い募ったんだけど
伝わったかなぁ・・・・・。。。

ただ 四つ葉 もとい チャコくんが大喜びしていたし
この2、3日 ずっと探していらした飼い主さんに愛情はあって もう10年も一緒に暮らしていらしたのだから うん 何よりの結末だよね。



で も ね。

この寒空の下保健所に収容されている子たちの多くは 首輪を付けたままなんです。
厳しい季節 凍えて収容中に命を落とす子たちも少なくなく
畜犬登録のない子のお迎えは決して多いとは言えなくて
本当に まだまだたくさんの子が殺処分されています。
愛護センターの焼却炉の横には 殺され焼かれた子たちがつけていた首輪や鎖などが山積みになっています。
イヌが自分ではめたものじゃないそれらは 飼い主さんがその手で愛犬の首にはめてあげた所有の証なんです。

まず 逃がさないことが大事で
そして 万一の時の備えに 畜犬登録と迷子札しましょう

イヌはヒト語がしゃべれませんし
私たちの多くは動物の言葉を理解できません。

どうか 全ての命に優しい未来へと繋がって行けますように


逐一的確なアドバイスで支えてくださった福岡コーギーレスキュー のJAZZさまに心から感謝致します