4882のワラントについて | 赤薔薇

赤薔薇

神様・仏様からの試練が真摯にうけとめられるものだけがくるブログ

社長の横川です。
第三者割当による第28回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行による資金調達について、ここに至る背景をご説明させていただきます。

2023年12月末の現預金残高は約16億円で、2025年3月期(来期)は資金的な問題はありませんが、2026年3月期の活動に対しては十分とは言えない状況です。開発先行型のバイオベンチャーは、約2年分の研究開発費を確保することが望ましいと考えられております。当社はPPMX-T003とT002の来期中の導出に向けて全力を尽くしてまいりますが、相手があることですので、現時点では時期や金額は確定しておりません。導出による売上計上を優先させ、導出時期を急ぐことは、交渉相手に足元を見られ、結果的に安売りにつながる可能性があることはご理解いただけると思います。

2023年12月27日付のペルセウス通信(2023年の振り返り)では、2024年の事業上の課題をT003のPVの治験終了と導出及びT002の導出を最重要課題としておりますが、これについては一切変更はありません。一方、昨年5月に移転した新しいラボでは、ADCであるT004の開発と新規パイプラインに向けての探索研究が活性化しています。新しい仲間も加わり、従来のペルセウスとは明らかに違う熱い空気が流れています。多くの固形がんに出現しているCDH3を標的とするADCの承認薬は世の中に存在しないため、世界初となる可能性があります。逆に二番煎じ、三番煎じになると、徐々に薬剤価値は低減します。GMPに準拠したADC治験薬の製造には1年以上の準備期間が必要となるため、他社のADC開発が勢いを増している中、当社も十分な資金を確保して、早期に第1相試験に向けた準備を進めることが重要と考えています。

以上の状況から、本日資金調達を決定し、発表いたしました。本調達により一時的な希薄化が起こりますが、これを補って余りある成長を実現してまいりますので、投資家の皆様にはご理解とご支援をお願いいたします。

社長メッセージからもわかること
今期のためのワラントではない
だから始まるのは早くても6月か


①本新株予約権の主なメリット
•過度な黹薄化の抑制が可能なこと
(i )本新株予約権に係る潜在株式数は2, 900, 000株(2023年12月31日現在の発行済株式総数11,830, 000株の24.51% (小数点以下第3位を四捨五入))と一定であり、株式価«の希薄化 の割合が限定されております。
(ii)木新株予約権者がその裁谞により木新株予約権を行使することができる一方、当社は、株価動 向や市場環境等を勘案して適宜停止指示(停止指示の定義は、下記「(4)資金調逵方法の概 要 ② 当社による行使停止Jをご参照ください。以下同様です。)を行うことができます。 •株価への影響の軽減が可能なこと
下記の仕組みにより、株価への影響の軽減が可能となると考えられます。
 (i )上記に記載のとおり、当社が適宜停止指示を行うことにより、株価動向や市場環境等に応じて 本新株予約権が行使されないようにすることができること。
(ii)行使価額は修正日の直前取引日の東証終値を基準として修正される仕組みとなっていることか ら、複数回による行使の分散が期待されるため、当社株式の供給が一時的に過剰となる事態が 回避されやすいこと。
(iii)下限行使価額が268円(発行決議FI直前取引日の東証終値の50%に相当する金額)に設定され ること。
•資本政策の柔軟性が確保されていること
資本政策の変更が必要となった場合、当社の判断により、残存する本新株予約権をいつでも取得する ことができ、資本政策の柔軟性を確保できます。

当社は、株価動 向や市場環境等を勘案して適宜停止指示(停止指示の定義は、下記「(4)資金調逵方法の概 要 ② 当社による行使停止Jをご参照ください。以下同様です。)を行うことができます。 •株価への影響の軽減が可能なこと
下記の仕組みにより、株価への影響の軽減が可能となると考えられます。
 (i )上記に記載のとおり、当社が適宜停止指示を行うことにより、株価動向や市場環境等に応じて 本新株予約権が行使されないようにすることができること。

ワラント停止できる条項
数年前のバンクオブイノベーションと同じ
仕掛けて来ても心配なし