太陽は動かない | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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チャウ子のごった煮風500字読書日記
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太陽は動かない/吉田 修一

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今回ご紹介するのは
「太陽は動かない」
吉田修一著
幻冬舎刊です★★★



吉田修一さんの新刊です。
「宇宙太陽光発電」の権利をめぐって、
様々な利権が渦巻く物語と言えば
いいのでしょうか?
なんだかスケールが大き過ぎて、
私自身ほんとにこの小説を理解できたんだろうか?
と情けない気分なんですが‥。
主人公は鷹野一彦というAN通信の情報員。
AN通信というのは産業スパイを抱える情報機関。
鷹野の上司の風間はそんなに登場機会は多くは
ないのですが、最後にプロローグと密接に結びついて
いる人物だということがわかります(ネタバレ自重)。
私が読んで理解できてないと思った一番の理由は
敵と味方がどうもはっきりしないところです。
寝返ったり寝返られたりと一転二転するところが
どうも付いていけなかったというか。
後半は中国の国営企業と日本という構図が
はっきりしてきたのですが、
ちょっと話が広がり過ぎて登場人物の内面的なものに
踏み込む深さのようなものが感じられなかったのが
残念なところ。
しかし、最初にも書きましたがスケールの大きさなど
はハードボイルドが好きな方は楽しめるのでは
ないかな?と。
ところでストーリーとは全く関係ないのですが、
ハードボイルド系の小説ってなんで謎の美女が
登場するのでしょう?
今回もAYAKOという謎の美女が登場し、
この美貌に男たちがフラフラする様が描かれています。
むしろ大阪のオバちゃんみたいなキャラが、
実は事件の鍵を握っているという方が意外性が
あって面白いのではないかと。
完全に美女に対する僻みですわ(笑)。



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   いつもありがとうございます♪



☆☆☆
 今日からのタイガースの試合が心配な私です。
 こんなに打線が沈黙してていいのだろうか?
 ハア、ストレスが溜まる‥。
 テンダラー観に行きたい!