年の暮れには 粋な落語でもどうでしょう。
「おまえさん、いつまでも酒ばかり飲んでないで 少しは商いに行っとくれよ。」
「なんだぁてんだ! いいから酒~ 買って来い!」
「いいかげんにしておくれ。 もう、ウチはね 釜のふたが開かないんだよ・・・・」
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先日 ご近所の「広重美術館」さんで行なわれた 寄席に出掛けて参りました。
酒に溺れた魚屋の亭主と 献身的な女房の 古典落語屈指の人情噺「芝浜」。
噺のヤマ場が大晦日なので 年の暮れにふさわしい、粋な演目です。
世の中には いろんなプロ・名人の方がいらっしゃいますが
落語家さんには本当に素晴らしい プロフェッショナルを感じます。
「かみ」「しも」の視線だけでもって 時間空間・心情心理・世情情勢を一瞬のうちに
“ぱッ”と切り替え お客をその情景に一気に引っ張り込んでしまう。
まるで自分がタイムスリップしたかの様な感覚にさせられる これぞまさしく本物の
「芸」だと感じました。
日本はまだまだ 粋な「名人」や「技術」が息づいている 素晴らしいと文化だと思います。
”素晴らしい” といえば もうひとつ・・・・・・。
こちらの座椅子 天童木工なんでございます・・・・。
おあとが よろしいようで・・・・・・。
本物志向の方へ”粋な座イス”がございます
。