<スキット>
リングアナウンサー:「試合に先駆けまして
両選手に花束の贈呈です」
(すでにリングに上がっていた女性より
両選手に花束が手渡される)
(花束を手渡された瞬間、A選手がその花束で
対角線にいるB選手に殴りかかる)
実況:「ああっと、A選手。早くもヒートアップ。
B選手も、負けじと応戦します。
選手の名前はまだ、コールされていません。
互いにもつれ合い、場外へなだれ込みます。
早くも乱戦模様ですね?」
解説:「そうですね。リングに上がった瞬間から
緊張感が、ビリビリと伝わっていましたからね。
直立不動で会場を見つめ
リングアナウンサーの声を待つ。
屈強なレスラーを前に
可愛らしい一面も見せましたね」
実況:「花束の女性の解説すな」
リング上に花束を持った女性が3人。
試合前、互いの選手そして
レフェリーに花束が渡されるという光景は
最近、めっきり見なくなりました。
どちらかというと、引退する選手に
切磋琢磨し合った仲間などが
リング上で渡したり
プロレスよりも、ボクシングや総合格闘技で
見られるパターンの方が多いかもしれません。
プロレスであれば、ヒールレスラーが花束で
対戦相手を殴りつけるというシーンも見られました。
「イノキボンバイエ2003」では
プレゼンター武蔵から花束を渡された
村上和成が、それで武蔵を殴りつけたり
「RIZIN超」では、奥野卓志が
メイウェザーに対して花束を渡さないという事件もありました。
<参考資料>
奥野卓志の「花束投げ捨て」を考察する。