WBC日本代表の「さぁ行こう!」を考察する。 | 世界の中心で人間以外が叫ぶ

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第5回WBC

(ワールド・ベースボール・クラシック)において

優勝で幕を閉じた、侍ジャパン。

日本中を、感動の渦に巻き込んだ本大会は

人々の心を打つ、様々な出来事がありましたが

その中の1つとして

試合前の円陣が挙げられるでしょう。

決勝戦・アメリカ戦で、大谷翔平

憧れるのを、やめましょう」と言った事も

記憶に新しいのではないでしょうか。

 

円陣における、「さぁ行こう!」は

日本のプロ野球(NPB)では

既にお馴染みとなっている、やり取りであり

東京オリンピックでも、見られていた光景でした。

 

円陣の声掛けを行なう選手は

外野守備・走塁コーチである清水雅治が決めていたそうで

1次ラウンド(日本開催)の初戦である

中国戦は、村上宗隆だったのですが

その意図について、清水は

今後のジャパンを背負う

若き三冠王であった事を挙げ

第2戦・韓国戦及び、準々決勝においては

初の日系人選手として代表に

選出されたラーズ・ヌートバーが声出しをし

特に、準決勝(アメリカ開催)への

切符を手にする事となる、イタリア戦に関しては

これ勝たないと、アメリカ行けないよ

って言ってくれれば

たっちゃん(ヌートバー)が言ってくれれば

みんな盛り上がるという意識があった

と語っているように、チームの盛り上げ役を担い

「頑張りまっさー、さぁ行こう!」と

慣れていないであろう日本語で締めるだけで

チームの士気が高まる事は

言うまでもないでしょう。

 

チーム全員の思いが込められているのか。

決勝に進出して優勝する事を疑わない事は

円盤の声掛けにも垣間見え

第2戦のヌートバーによる

「兄弟として、家族として残り6試合」や

準々決勝の「家族として、あと3試合残ってます」

第4戦・オーストラリア戦の牧秀悟による

「見てください、隣。

こんな最高のメンバーでやるの

あと、4試合しかない」と

熱いメッセージが続きます。

 

の円陣について、清水は

ホームランを2本打っていたので

牧の力を貰いたいという想いがあったようで

「今日スタートの人達

存分に暴れてきてください。

後から行く人達、もう準備できてます」という

フレーズについて

軽い言葉のように聞こえるけど

チームに帰ったら、主軸ばかりの選手が

控えに回って準備をする事の大変さ

「準備できてます」と言える凄さについて語っていました。

 

準決勝・メキシコ戦のダルビッシュ有、

決勝の大谷については、頼んだ際

2人共に、「順番、逆じゃないですか?」

と言われたらしいですが、「宮崎キャンプから

ずっと、ダルビッシュが来てくれて

自分が持っているものを

全てさらけ出してくれて、1つにしてくれて

準決勝1つになるのに

ダルビッシュが一番ふさわしい」と

考えたらしく、確かに優勝を疑わなかったとは言え

準決勝に、佐々木朗希と山本由伸を

突っ込んだ事からも分かるように、負けたら

元も子もないというのもあったのでしょう。

 

ダルビッシュは、「声掛けをした事がない。

Youtubeとかで、検索できますか?」と言っていたらしく

また本来は、野手だけで集まるところが

投手も集まった事からも分かるように

まさに、ターニングポイントだった

捉える事が出来るのではないでしょうか。

「控えめに言って、チームワークも

実力も、今大会ナンバーワンだと思います」

と言えるその心意気に、心を打たれた人も

多かったのではないでしょうか。

 

第3戦・チェコ戦では、甲斐拓也が

東日本大震災から、12年経った今日。

たくさんの方が

僕達の野球を見てくれてます。

当時、嶋基宏さんがこのような言葉を言っていました。

『誰かの為に、頑張る人間は強い』」と

宮城県を本拠地とする

東北楽天ゴールデンイーグルスに所属していた

嶋を引き合いに出し、また先発が

岩手県陸前高田市出身の佐々木でした。