出川哲朗の「テレビで見るより細いを、真に受ける」を考察する。 | 世界の中心で人間以外が叫ぶ

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お笑い芸人などの一発ギャグや決まり文句について考察しています。

芸能人などを、ブラウン管越しではなく

生で見た時に

「テレビで見るより、綺麗ですね」

「カッコ良いですね」

といった感想が飛び出すシーンは、まま見られ

出川哲朗の場合も、例に漏れずなのですが

笑いを生みだす付加要因としての

いわゆる、まんまるな体形について

テレビで見るより細い」と言われたのに対し

「そうでしょ」と、一切の躊躇を見せる事なく

受け入れてしまうやり取りが見られます。

 

「テレビだと、ふっくらとするような」と言われても

実物見たら、痩せてるでしょ」と返し

「うん、良い男前や」と、さらに褒められる

といった流れです。

 

不思議なのは、忖度しているという訳ではなく

共演者に、ツッコむ技量がない

という訳でもないのでしょうが

さも、それが事実であるかのように

流れていってしまう事です。

私は、画面越しでしか見た事がないので

何とも言えないと言ってしまったら

それまでなのですが

自信満々に、振る舞う様も

アクセントとなっています。

 

しかしながら

庄司智春(品川庄司)と共演した際に

「細く見えます、テレビより」と

言われたのに対し

「細いでしょ?」と呼応したのを

咎める(ツッコむ)形で、庄司が

「へっ?細くないでしょ」と

最もな言葉を投げかけ

出川が、「テレビで見るより細いって

結構言われるのよ」と返すのですが

庄司が「お腹は、やっぱり…」と

何か言おうとしたのに対し

先ほど、細いと言ってた人達が

「スイカみたいだよね」と、カブせていたので

心底では、細いと思っていない

いわゆる、社交辞令的なものも

混じっていたのかもしれません。