浜田雅功(ダウンタウン)の「ラーメン屋『オレンジ』」を考察する。 | 世界の中心で人間以外が叫ぶ

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お笑い芸人などの一発ギャグや決まり文句について考察しています。

バラエティ番組「ごぶごぶ」において

当初は、北海道札幌市を舞台に

番組スタッフである、プロデューサーとADが

選んだスイーツで対決し、それを浜田と

相方である田村淳(ロンドンブーツ1号2号)が

判定するという企画が予定されていたものの

浜田が、「そんなん全然嫌や、やめよう」

とバッサリ言ってしまい、ただの毒舌で

終わるのかと思いきや、「また、食いたい」と

スタッフに対しても、何度か話題に出していたという

小樽にあるラーメン屋『オレンジ』に

行きたいと言い出したのです。

 

スイーツ店のリサーチに始まり

何度も取材をするなど

その準備を、スタッフ総出でした上で

それなりの費用もかかり

番組として成立させる為に、時間をかけて

舞台を整えてきたにもかかわらず

そのロケが、ドンの一言で

中止になるという事態に、スタッフも慌て

その様子すらテレビカメラを通じて

オンエアされる事態となりました。

 

番組タイトル名『ごぶごぶ』は

浜田と相方となるゲストと当番組スタッフが

上下関係を捨て「五分五分(ごぶごぶ)の立場で

楽しいことを進行しようとするロケ番組」

<番組に出てくるフリップより>とあり

見方によっては、何でも言い合える関係と

考察できない事もないですが、一般的に見れば

浜田が圧をかけていると見るのが、自然でしょう。

 

そんな異例な空気の中で

スタートとなった番組ですが

小樽の駅前にある『オレンジ』と

本人が強硬に主張するものの

ネットで検索しても出てこない中

小樽の駅前に向かわされたライセンスは

発見できずに、浜田から

「オレンジやって!お前、耳鼻科行けよ」などの

罵声を浴び続けられます。

浜田も、その味について

よほどの自信があるらしく

お前ら、後悔するで。あぁ、よう浜ちゃん連れて来てくれたと

「俺らも、びっくりしたんやから。

何ちゅう店名やと。ラーメン屋でオレンジ」など

賞賛を忘れません。

 

しかしながら、その結末は

小樽の『オレンジ』ではなく

南小樽の『みかん』であったと発覚。

小樽と南小樽は、徒歩で行けるような

近い距離と言う訳ではなく

辿り着ける訳がない事が

白日の下にさらされた結果

田村淳に、「さんざん振り回して

これ(スタッフ分)全員奢りですよ」と窘め

「どんな気持ちなんですか?今」と浜田に聞けば

「出来る事ならですよ…OAしてほしくない」

としょぼくれ、藤原一裕(ライセンス)は

「こんだけ記憶薄い人の、味の記憶確かなんかな」と疑問視

味噌ラーメンを食べた際

「うまいっ、これは忘れへん!

『みかん』忘れへん!!!」と

怒りのこもった叫びが、印象的でした。

 

「老い」について、浜田が出演している

バラエティ番組「笑ってはいけないシリーズ」や

「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」

においてもイジられており

1つのネタとして、成立してしまっているという背景もあるのです。