あばれる君の「追いつめられた時の桑田真澄」を考察する。 | 世界の中心で人間以外が叫ぶ

世界の中心で人間以外が叫ぶ

お笑い芸人などの一発ギャグや決まり文句について考察しています。

ピン芸人・あばれる君が、スベった時など

追いつめられた際に見せる態度の1つとして

先日、プロ野球チーム読売ジャイアンツの

一軍投手チーフコーチ補佐就任で

話題にもなった桑田真澄のモノマネをする

というネタがあります。

 

トークバラエティ番組「アメトーーク!」

「子供番組やってる芸人」では

「コロコロコミックの読者が選ぶ

一番好きなスポーツ選手または芸能人」で

1位の大谷翔平に次いでの

2位だった事を自慢。しかしながら

司会の蛍原徹(雨上がり決死隊)に

「大谷翔平で野球選手で、桑田真澄さんと間違えてるんちゃうの」と指摘された後

桑田をやるという流れも見せました。

 

3代目「巨人軍の歌」、通称「闘魂こめて」の

バックミュージックに乗せて

変になってしまった空気を、挽回するかの如く

すぐやっていると思われがちではあるのですが

何もない間を、楽しむとまでは言わないまでも

「確かに、俺はスベった。けれども…」という感じで

ワンクッション置いてから

覚悟を決めたかのように

一旦、あごを下げてから

勢いをつけるフォームで、顔を作って静止。

右の口角が上がっているのが分かります。

 

カメラマンも、考える暇があった事も幸い(?)し

桑田が飛び出すであろう事を

十分に分かっている為

アップの画を撮るのです。

視聴者が、何をやっているかを分からせる意味あいもあるのか

申し訳程度で(?)画面左下に

桑田の絵を挿入するのも忘れません。

実際現場では、この曲が流れている訳ではなく

共演者による、「桑田!」のツッコミや

罵声(?)で溢れかえります。

字幕スーパーや効果音を駆使して

笑いを付加させたり、分かりやすくフォローを入れる

典型例とも言えるでしょう。

 

力が入っているだけなのかもしれませんが

通常状態と比べて、両肩のラインが水平状態まで上がっています。

画面越しに、桑田静止状態を見ると

トリックアート美術館に展示されてそうな

どの方向から見ても目が合う、不思議な肖像画みたいです。