ジャイアント白田の「大食いミックスルール対決」を考察する。 | 世界の中心で人間以外が叫ぶ

世界の中心で人間以外が叫ぶ

お笑い芸人などの一発ギャグや決まり文句について考察しています。

[第一弾から第三弾までの試合内容]
かつてフードファイターとして活動し、今なお
大食い関連の番組に登場する事も多い、ジャイアント白田(白田信幸)。

歴代最強の呼び声が高いものの、引退している故に
全盛期とは言い難い立場の中、やはり視聴者などに与え続けてきた影響力は高く
また195cm98kgという恵まれた体格は、分かりやすい威圧感となっています。
格闘技界におけるミックスルールは
長島☆自演乙☆雄一郎VS青木真也(<1R>キックボクシング・<2R>総合格闘技)や
ジェロム・レ・バンナVSボブ・サップ(<1・3R>K-1と<2・4R>総合格闘技)などが知られており
また異種格闘技戦に関しては、アントニオ猪木(プロレス)VSモハメド・アリ(ボクシング)や
柳龍拳(合気道)VS岩倉豪(総合格闘技)が有名で
一体どういう結末を迎えるのだろうという高揚感を、観客に持たせるカードとなっています。

バラエティ番組「水曜日のダウンタウン」において
マインドスポーツのチェスとボディスポーツのボクシングを融合させた競技である
「チェスボクシング」のように、お互いの長所を持ち出して競技を作れば
良い戦いができるんじゃないかという安易(?)な発想から生まれた「大食い柔道」

という競技を以って、「ジャイアント白田(195cm98kg)と篠原信一(190cm102kg)
そっくりだから なにかと互角説」を検証
する事になりました。

ルールは大食い1分30秒・柔道1分30秒の計3分で形成された1Rを、3R行ない
柔道の一本で取ると「一本」、巻き寿司一本を食すと「一本」となり
より「一本」を獲得した選手を勝者とするものでした。
ラウンドが切り替わる際の疲れが顕著であり、ラウンド後半に差し掛かるにあたって
巻き寿司が受け付けない事態に陥り、さらに厳密に見ればラウンド間の休憩がない状態だった為
かなり苦しい戦いとなった
事は、言うまでもないでしょう。
結果/『●ジャイアント白田<18本>(3R1分53秒 出足払い)<19x本>篠原信一○

ミックスルール対決第二弾は、「大食いボウリング」であり
ルールはラーメンの替え玉を1つ食すと、ボウリングの球を1球投げる事ができ
10フレーム(100本倒し)を制覇した方が勝者というものであり
白田の対戦相手は、ココイチカレーを1000gライスの状態で食した経験があるという
2014年の男子プロランキング第一位・川添奨太
でした。
最終10フレームで川添が1本を残してしまい、ストライクを取れず
白田に出番が回ってきた所で、「超腹一杯なんですけど」という言葉が
漏れるほどの壮絶な戦い
でしたが、見事ストライクで締めたのでした。
結果/『○ジャイアント白田・100本<替え玉数36>(10フレーム ストライク)<替え玉数17>99本・川添奨太●

ミックスルール対決第三弾は、「大食いクイズ」であり
第一弾・第二弾がスポーツとの融合であるのに対し、第三弾と
後に記す「五目並べ×わんこそば」は、頭脳を求められる
事が分かります。
寿司一貫を食べると、問題文が一文字読める「早押しクイズ」の第一ラウンド、
全10皿(1皿2貫)の皿の裏に書かれたキーワードから連想する言葉を導き出し解答する
「大食いキーワード連想クイズ」の第二ラウンド、
寿司で隠された人物像を当てる「大食い人物当てクイズ」の第三ラウンドで構成されており
5ポイントを獲得した解答者が勝者となるものでした。
対戦相手は175cm99kgと、大食いにも対応できるであろう体格の持ち主である
クイズ王・古川洋平
でしたが、ラウンド毎に胃袋に寿司が蓄積されていく為
思考能力の停止が懸念されましたが、持ち前の洞察力で体内に入れる寿司の量を
最小限に抑え
、古川の勝利で幕を閉じました。
結果/『●ジャイアント白田<4P>(3R 「パックンマックン」の回答で正解)<5P>川添奨太○

他にも、五目並べ名人とフードファイターによる
「五目並べ×わんこそば」5対5の団体戦が行われ、ルールは食べ終わって空になったお椀を
碁盤の上に置いていくというもので、「大将」として登場した白田は
世界ランキング1位・中村茂九段との戦いで勝利
し、通算結果3勝2敗で
フードファイターチームの勝利となりました。
大食いミックスルールの勝負の分かれ道の1つである、「満腹感」という事象を
加味する暇もない秒殺劇
でした。
結果/『○ジャイアント白田<椀8杯>(24秒 棒四からの五)<椀5杯>中村茂九段●

「催眠術最強説」では、催眠術師・十文字幻斎の五番勝負・第2戦で白田が登場。
30分で寿司を多く食べた方の勝ちというルールで
「寿司を掴んでいる手が重くなる催眠」をかけられた白田は、敗北を喫しました。
大食いの代名詞とも言える、寿司を目の前にしながら
長時間にわたり、目の前で催眠拘束されてしまうという絵も凄かったですが
驚くべきは、十文字幻斎が39貫を食した事であり
過去の対戦同様、用意される対戦相手の大食いポテンシャルは見事
なものです。
結果/『●ジャイアント白田<3貫>(30分 優勢)<39貫>十文字幻斎○

また、「『スシ食いねぇ!』曲のテンポで 歌詞通りに寿司食うの不可能説」では
回転寿司で、歌詞通りに流れてくる寿司を食しなければならないというチャレンジを
フードファイター・菅原初代との、夢のミックスダブルスで挑み
レベル1の「おさかな天国(全26貫)」、レベル2の「スシ食いねぇ!(全38貫)」
をクリアしたものの、レベル3の「たらこたらこたらこ(全58貫)」では
「たっぷりたらこ」の皿で撃沈、失敗に終わりました。
結果/『●ジャイアント白田・菅原初代(レベル3・47秒 たっぷりたらこ)たらこたらこたらこ○

<戦績>2勝4敗