[ヒップアタックのやり方と、バリエーション]
プロレスラー・越中詩郎の必殺技の1つとして数えられるのが、ヒップアタックです。
「ヒップアタックとは何か?」の問いに、本人は「相手の顔面・顎をめがけて
自分のお尻をぶつけていく」と答えており、自身のお尻全体を打撃点とします。
ヒップアタックを武器にするようになったのは
対戦相手がヒップアタックを多用する選手で、意表をついて
自分の方から仕掛けたのが始まりであり、必殺技が生まれる経緯としては
珍しいパターンと言えるでしょう。
バラエティ番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」の人気コーナーである
「水落オープン」では、「水落・軽井沢オープン大会」で
ヒップアタックにより自動的に(湖へ)落ちるのが特徴である「越中ケツ落ちホール」
に登場しましたが、小木くん(おぎやはぎ)の運のなさに巻き込まれ
失敗に終わってしまいました。
<参考資料>とんねるずの「全落ゴルフ」を考察する。
<参考資料>とんねるずの「水落ゴルフ」を考察する。
倒れている相手にジャブの如く攻撃を加えるヒップバッドや
越中のヒップアタックの中で最も有名である、ロープに振った相手に敢行する
ジャンピングヒップアタック、トップロープに立ち
リング上にいる相手レスラーに対して見舞うミサイルヒップアタックなど
バリエーションが豊富なのも特徴です。
ちなみに、ヒップアタック自体はwikipediaで
「体当たり」の項目で、ひとまとめにされてしまっており
ケンドーコバヤシは、ヒップアタックについて
「人間の一番柔らかい部分で攻撃するわけですよ」と語っています。
<参考資料>
ケンドーコバヤシの「越中詩郎への傾倒っぷり」を考察する。
越中と何度も対戦している、プロレスラーの武藤敬司は
「意外とケツがとんがってて固い。強烈な痛さもあるけど、屈辱感を感じさせる技」
と評しており、「とんがっている」という独特な表現は
受けた者にした実感できないのでしょうが、「屈辱感」というのもポイントで
同じくレスラーであるリキシが、コーナーなどでダウンした対戦相手の顔に
デカいケツを押しつける「スティンク・フェイス」という技を持っている事からも
「ケツ」に対するイメージは、あまり良いものではないのかもしれません。
ヒップアタックの1つである、ジャンピングヒップアタックのやり方について
タイミングと踏み込み(高くジャンプする為)が大事である事を熱弁し
「相手を(ロープに)振って、自分も(相手側に)走りこんでいって、打つ。
自分も踏み込んでいかないと、待ってて打つと相手が逃げちゃう」とも語っており
一筋縄ではいかない事が伺えます。

