四国の実家ではノロノロ台風に翻弄され、何日も食糧を買い込んで家にいたから割と囲碁をする時間もあった。父の残した折りたたみ式碁盤を出してきて、並べたり、ネット碁を打ったり。母は耳の調子はよくなかったが、元気だった。
山陰の義実家では、ケアマネさん、訪問看護さん、整形と脳神経内科の医師、医療リハビリの理学療法士さん、ヘルパーさんと連日面談をしつつ、買い物、家事、保険関係の事務手続きなどをこなした。訪看さんと義母も一緒にこの先を見据えた話も少しできたし、冬に向けての訪問看護体制も少し強化された。が、囲碁をする暇なし。
その後に山陽に移動して別の用事をして、帰るとすぐに仕事開始だった。
こちらの連日の35度超の残暑にもやられて、囲碁モードが身体からすっぽり抜けた。(本当に、趣味ができる、というのはものすごく贅沢なことだ)
『囲碁であそぼ』や『みんなの囲碁』を開いてコンピューター相手にやってみる。
「えーっと、そもそも囲碁とは、どう打てばよかったのでしたっけ??」
と首を傾げるくらいに全く勝てない。ヒント機能に頼ってしまうという悪い癖も出てきた。(考えないで済むから楽なのだ)
そんな中、久しぶりの教室。
<対局>
紳士Tさん(13路2子局)
途中の「切り」に気づかず大惨事だったところを「待った」をしてもらって終局し35目負け。(あのままだと100目近く行ったのではないか)
<課題>
自分の当たりには少しは気づけるようになってきているが、石が取れるところが今度は見えていない。(囲碁を石の取り合いと見ている人のほうが強いものだよ:息子談)
2箇所取れそうなところがあったら(両方は取れない場合)、取りたい方でない、ところから打っていく術をNさんに教わった。
<感想>
ヒントに頼らず打ちたいという気持ちが戻ってきた。やっぱり対面対局の良さはそこなのだろう。
Tさんとの対局は2回目だった。1回目は3子局で50目以上差の負けだったから、前より負け方としては改善されている(と思いたい:大惨事はあったが)。「自分は強くなれる気がしない」と後ろ向きになりながら行った教室だったけれども。囲碁モードへ戻るためのリハビリが必要。