「ここに打つのが最善かは、場合によります」

 

という解説を聞く度に、

 

曖昧すぎる!

はっきりした正解を聞いて私は安心したいのよ〜

 

と思ったものでしたが

 

そもそも場合の数が天文学的に多いから、実戦では

その1つ石の位置が1目ズレているだけ、

そこに1つ石があるかないかだけで、

無数の違いが生じてくる。

 

だから曖昧にならざるを得ない、

とある時、ふと気付きました。(急にシナプスが繋がった)

 

初期条件のほんのわずかのズレが、

かけ離れた違いを生んでいく、カオス理論みたいな感じ?

 

「将棋は人が作った最高のゲーム。碁は神様が作った最高のゲーム」

といった囲碁好きの将棋棋士もいます。

プロでもわかりません。

わからないから面白いのです。

そんなわからない、広い盤面の中から打つ手を探すのはたいへんです。

いい手を浮かびやすくするためにも、筋をよくしておくのが重要です。

 

高尾紳路 ー手筋の基本ー あとがきより

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息子訓(指導碁)

・石が繋がっているかどうかを見て

・上手は返す必要がない手と判断すると、別のところへ打つ(上手の考えは僕にもわからない)

・囲碁は会話、相手を無視しちゃいけないよ

 (上手は外交のように愛想よく相槌を打ちながら、狙いは全く別にあったりするんだ←こわい)

 

棋譜並べ(50手覚える)

大会名: 木谷・呉打込み十番碁第4局

 対戦日: 1940/06/12-14

 黒番: 木谷実 (七段)

 白番: 呉清源 (七段)

 結果: B+1

 

10手くらいずつ、5日かけて50手覚えました。

「絶対無理」と思いましたが、覚えたら

息子に手の意味(こう考えて打っている)を教わることにして、

ストーリーが頭に入るといけそう。

リストの曲を暗譜するような感じ?(弾けるかどうかは別)

 

 

 

<徒然>

ネガティブ・ケイパビリティという言葉を最近知りました。

 
”どうにもならない状況でも、
急いで答えを出さず自分なりの答えが現れてくるのを待つ力”
本文より
 
囲碁はまさに、答えの出ない問題に、忍耐強く向かう力を養ってくれそうです。
 
*COSUMI
13路盤 レベル1 にチャレンジ
途中投げずに最後まで初めて打てた(白番:10目半負け)
数十目の負けじゃない、記念すべき一局