試験期間に入る週。
高校の頃、自宅から隣町の山腹にある
長谷寺までよくジョギングしていました。
山門を潜ると、左手に小さな黒板があって
そこには毎週新しい言葉が書かれていました。
それらの言葉は
受験期の私の気持ちをすっと静かにしてくれるものでした。
黒板を過ぎ、小川にかかる石橋を渡ると
急峻な斜面に百段以上の石段が続いています。
霧のかかる初冬の空気と
その小さな黒板を思い出しながら。。
少し前に
”夫と3頭の子牛を、海へ連れて行こうとする夢”
を見たのが印象に残ったので(→★)
ここから年を渡る10週間は
禅の「十牛図」を意識してみます。
「十牛図」は牧人が牛を探しに出かけ、見つけて飼い慣らし、家へ戻ってくる
一連の過程を表します。
これも1つの『行きて帰りし物語』でしょうか。
上田閑照さんの解釈によると
“十牛図において本質的なことは、牛が真の自己を象徴することよりも、野牛を捕まえて牧い馴らしてゆくという牧人と牛との動的な関わりが「自己の自己への関わり」のリアルな類比になっている点 「十牛図」筑摩書房”
だとか。「自己の自己への関わり」とは、
鶴見俊輔さんの言う「自己教育」そのもの。
<今週の言葉>
尋牛
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