今週、夫の母と
古布(こふ)を探して街を歩きました。
古布の世界も奥深い。
街並みの一角、小さな店舗のガラス戸を入ると
すり切れたり、色が少し褪せた布が積まれ
びっくりするような値段で売られたりしています。
「これなんか調子がよろしいですな」
「これは手織りです」
「型染めですな」
といった店主の説明に耳を傾けます。
"調子がいい" とは
"古くなり風合いがなんとも言えずよくなっている"
といった意味。
ビンテージもののジーンズとか、そういうのに近い。
別の店舗では
「見せてください〜」
と声をかけると
「はいどうぞ」
と女将さんのように髪を結い上げた女主人が
暖簾のかかった奥らから出て来て、
何も言わず冷ややかに見守っている。
確かに、手がとどくような値段ではありませんでした。
「◯ちゃん、見なかったことにして」
と言いながら、珍しいもの気に入ったものを購入するおばあちゃん。
若い頃は東京のトレスメーキングの学校へ通い、裁縫が趣味です。
実のお姉さんも趣味が高じて人形作家になり
フランスへ布を買いつけに行ったりしていたから、
これは血なのだな。
酒屋で働きながら3人の子育てをし終えたのだから、
あとは好きなことをされたらいいと思う。
ちなみに私は裁縫は全くだめ。