冬休みに入って「イミテーション ゲーム」という映画を家族で見ました。

映画の主人公は実在した数学者
*アラン・チューリング*
第二次世界大戦で、解読不可能とされたドイツ軍のエニグマ暗号機、これを解読することに成功する。彼のチューリングマシンの理論は、現在のコンピューター誕生に重要な役割を果たしたことでも知られる。同性愛の罪で逮捕され、42歳の若さで自殺する。

彼はアスペルガーを示唆する性格だったそうで、映画では彼の突出して優れた面と、生きづらさといった面が描きだされていました。

映画の中のチューリングの「あなたにはこれがどんなに重要なのか理解できない!」というセリフの意味は、その後にくるコンピューター技術がいかに重要か知っている私たちにはわかるのですが。

巨額の資金で作られた馬鹿でかい見たこともない機械、それが何の成果も出していないとなると。。やっぱり同じようなことは今でも起こるかも?
と思いながらスリリングな話の展開にどんどん引き込まれていきました。

チューリングと刑事の対話が、チューリングテスト(ある機械が知的かどうか判定するためのテスト)になっているのも面白い仕掛けです。チューリングは、自分が他人と感じ方、理解の仕方が違う、ということはよくわかっていて、そうであったからこそ人間と機械の区別は何か?を異なる視点から深く鋭く問いかけることができたのかもしれません。

チューリングが受けさせられたホルモン治療も、今から見ると怒りがわくような人権侵害ですが。。当時の世間の見方は違い、最終的に悲しい結末へとつながっていきます。

2009年、政府が公式にチューリングに謝罪
2013年、エリザベス女王により彼の罪は恩赦され、
キャメロン首相により業績をたたえられています。
名誉は回復されましたが1954年の死から50年以上経ってからのこと。。

その最期を何かで読んで知っていた息子も、映画の終盤、暗号解読マシン(死んだ親友の名をつけた)の前でチューリングが泣くシーンに泣けたと言っていました。

チューリングは、当時まだなかったコンピューターチェスのプログラムも書いたそうです。


実在した数学者を主人公にした映画では「ビューティフル マインド」も数学者の物語好きな人におすすめです。主人公の数学者ジョン F ナッシュ博士は、今年5月にタクシーの事故で亡くなられています。

(2人の天才の共通点は、リーマン予想にチャレンジしたこと。。)
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