クロノ・トリガーにおける魔王ジャキ考察 クロノ改変前前編 幼少期 | オクトラ好きの趣味と生きていくブログ

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オクトラ大陸の覇者のブログ書きたくなって長年の塩漬けから復活しました(笑)

私は好きなキャラクターがたくさんいますが、選ぶのは難しいです。


でも好きとかは抜きにして、本作で最も興味を抱くキャラクターは魔王ことジャキなのは間違いないです。


強いシスターコンプレックス(あんな母親と周りの人々なら仕方がないです)を抱え、因果なことに魔族に育てられる彼は、考えれば考えるだけ、波乱万丈な人生です。


今回はわたしの考えるクロノ・トリガーでの彼の年譜やその際の想いを考察(とどのつまり妄想)しながらジャキまたはジャキに関する物事を紐解いて行きたいと思います。


DS版も含みます。

※攻略本は持っていないため、正しい年号が分かりません(*_*)
その場合は、末尾は?にします。


●BC1200?年

・魔法王国ジールの王子として生まれる

作中の描写からこの頃のジールは、サラのような慈愛に溢れた人間でした。

そのため、ジャキは誕生からしばらくは、幸せな家庭で育ったと考えられます。

しかし、ジールは魔神器を使い込む度に、ラヴォスの力に徐々に心を奪われてしまい、幸せな家庭は物心付いてから徐々に崩壊していきます。


※考察:ジールは何故、変貌したのか※

王が亡くなってからジール王国をジール自身が繁栄させたとの描写から、ジールは夫の死の哀しみを紛らわせるように、職務に没頭し、その哀しみがラヴォスの力(魔神器)の魔力に引き込まれてしまった?

あくまで推測ですが、サラやジャキを見ると、この一族は絶望を抱きやすい?(クロノの仲間たちが異常なだけかも)ようです。

クロノ・クロスをやると、分かりますが、どうもドリストーン(ラヴォスのかけら)には、持つ物の精神にリンクし、増幅させる力があるようです(グランドリオンはクロノ・クロスでは、カエル以降、負の心の持ち主ばかりで魔剣になっています)。

グランドリオンを手にしてからのカエルが勇敢さ(罪悪感とも言えます)が増したのもこの影響が高いでしょう。

真グランドリオンになるイベントは、罪悪感を払拭した完全な勇気となり、さらなる力を得たと考えています。

またそこまでのカエルの力は、勇気と罪悪感が表裏一体となっていて、罪悪感から来る勇気(サイラスの想いを受け継ぐ)と勇気から来る罪悪感(今の自分の勇気があればサイラスを助けられたかも知れない)から+と-どちらでもなく、グランドリオンも中途半端なパワーであり、魔剣になり得なかったとも考えています。

そしてグランドリオンを破壊された事については、サイラスを殺された直後の精神状態でこの剣を手にしなかったのは、ある意味、カエルにとっては良かったとも言えます。

話を戻すと、これらのことからジールの変貌は魔神器の使用過多に因るものが大きいと考えられ、つまりは負の感情につけ込まれてしまったのです。

ジールの言動から元々微かに力への欲があったと言う方が自然ですが、夫の死に対する哀しみの方が救いがあるため、わたしはそう解釈してあげたいです(^^;

ジール宮殿にも誰にも言えない哀しみを一人抱えていたみたいに言う人もいますし。

その他にDS版やクロノ・クロスでのサラの深い絶望もコレで説明が付きます。


※考察:ドリストーンはラヴォス飛来前からなぜ原始にあったのか※

大地のおきてで、初めてラヴォスは地球に飛来します。

しかし、すでに赤い石めずらしい石ではドリストーン(ラヴォスのかけら)は、地球にあり、エイラが所持しています。

一見、矛盾しているように感じますが、わたしにはそうでもありません。

アザーラを倒した際に、恐竜人は少し前からラヴォスこと赤い星が飛来し、氷河期になることを予測していたことを話します。

そのため、ラヴォスはとてつもないスピードでいきなり来たのではなく、隕石のように日に日に近付いていたのが分かります。

物理などに詳しくないので、正しいかは不明ですが、近付いていたラヴォスの一部が近付く中で別の何か(石など)にぶつかるなどで欠け、引力により、地球上にいち早く落ちてきていたものがドリストーンだったのではないでしょうか?

もしくはラヴォスは子供を産み、次々に惑星を寄生する生き物のため、クロノ・トリガーで出てきたラヴォスとは、違うラヴォスのかけらの可能性もあります。

わたしはそう解釈してます。



●BC1200?年~12000年

・ジャキ、心を閉ざす、力を隠す

優しかった母が悪魔のように変貌する姿を間近で見ながら、また並行して強力な魔力を持つ優しいままの姉がそんな母に利用されていく様を見ながら育つジャキ。

周りは、そんなジールを祭り上げてヨイショばかり。

そんなジャキの目から見た味方は、サラと飼い猫のアルファドしかいませんでした(幼いジャキにとっては、魔神器を作った3賢者も同じに見えていたと考えます)。

でもサラは母に利用されて、ジャキに構う時間は少なく、孤独感にさいなまれ、姉を渇望していたはずです。

そんな彼には、類い稀な魔法の素質(サラをも凌ぐ)がありました。

しかし、属性が冥であったため、黒い風が泣いているという感覚で人の不幸な未来を感じてしまうなど幼子にしたら辛い力だったはずです。

また類い稀な魔法の力のために、ジールから利用、あるいは危険視されて抹殺されてもおかしくはありません。

その他に地の国の民の長老の話からジールを狂わせ、サラを苦しめる力のため、自ら忌避してさえいました。

そのため、ジャキは人にその魔力を見せることはありませんでした。

だがこの魔力隠しに伴い、安全ではあったものの周りの人々は、魔力を持たない地の民を散々バカにしていた(人間扱いしていない節もある)ため、多少なりともジャキへの偏見があり、孤立感を高めたとも考えられます。

あるいは、ジャキに偏見がないにしても王族だからと言う理由で、魔力がなくても畏敬の念を示してくる人々に嫌気が差していたと言えます。


※クロノ・クロスのアルフとアルファド※

クロノ・クロスのジャキは、アルフと名乗っていますが、記憶がありません。
でも自らをアルフと名付けました。
そんなことから飼い猫のアルファドは、ジャキ少年にとってかけがえのない存在だったことが分かります。


●BC12000年

・海底神殿とラヴォスへの復讐鬼誕生

ジールは海底神殿計画(海底に魔神器を運び、ラヴォスを呼び出し、さらなる力を得る計画)に反対した3賢者を隠居に追い込んだりなど、様々な方法で排除してしまいました。

結果的にジール宮殿内に魔神器を扱える力を備えているのは、サラだけとなってしまいました。

すでにこの頃のジャキは、ジールを姿形は母様だが中身は別のものとして、母親との認識をやめていました。

しかし、サラはジールを見捨てられずに計画へ参加し続けていました。

より計画が進むにつれ、サラと離れる機会も増え、また黒の風の気配が高まり、不安を覚えるジャキ。

だがついに海底神殿は完成してしまいます。

なんとか止めようとする3賢者ですが、海底神殿の魔神器の間に着き、あかきナイフを魔神器に刺すのに成功します。

しかし、グランドリオンとなったあかきナイフでは力が弱く、

ラヴォスは地表に顕現してしまいます。

またラヴォス出現により、魔神器の間に時空ゲートが生じてしまいます。

黒い風の泣き声に耐えきれず、サラを追い掛けてここまで来てしまっていたジャキは、時空ゲートに吸い込まれてしまいます。

自分からすべてを奪ったラヴォスへの憎しみと悲しさとともに・・・

そしてボッシュを始めとした3賢者、愛するサラまでもが時空ゲートに飲み込まれてしまいます。


※命の賢者を救出※

クロノたちがいない世界で、ボッシュをなげきの山から救った人物は誰なのでしょうか?

わたしの考えでは、そもそもこの世界ではボッシュはなげきの山に幽閉されませんでした。

クロノ・トリガー世界では予言者がボッシュをなげきの山に幽閉するように進言したからあの様な事態になったのです。

そのため、わざわざ救い出す必要がありませんでした。

理由は
・早く復讐の機会を得たかったから
・グランドリオンのせいで自らの中世での計画が失敗したから
と思われます。

賢者が何をしようと、BC12000年でラヴォスが復活するのは間違いなく、止めようがありません。

でも行方不明のガッシュや隠居のハッシュと違い、積極的に強く反対していたボッシュは計画を遅延させていた要因であったのは間違いありません。

ダルトンから海底神殿の責任者の立場を奪い取り、サラに計画の協力を強要していたことからもわかる通り、魔王は復讐の機会を急いでいました。

そのため、早い内からその種を消していたと考えられます。

またグランドリオンさえなければ、より早く中世で復讐の機会が訪れていたと考えていたため、

多少なりとも恨みがあったとも取れます。

コレはより勘繰った見方になりますが。