数年前からフォローをしていた坂爪圭吾さんに、去年秋あたりから何度かコンタクトを取る機会がありました。
坂爪さん、少し前までは「有名ブロガー」の範疇に入るんですかね。「家なし生活」を綴ったブログいばや通信(※昨年末で終了)ですが、彼の言葉には本当に力があって、自分を守る為に張り巡らせているバリアに亀裂が入るくらい、気持ちを揺さぶられることが何度もありました。
「家なし生活」話はこちら↓に詳しい
そんな坂爪さんが「音楽をやる!」と決意されたのが去年の2月14日。
「さよならフォロワー」という曲でも分かるように、嘲笑する人、悪し様に罵って離れてゆく人も多かったようですが、彼は有言実行を貫き、「1日1曲」のノルマを守り抜いてなんと200曲以上も作成してネットで公開し、バンドを結成して精力的にライブ活動も続けてきました。
ずっと前から、コンタクトをとってみたいと思っていたのですが、初めて逢えたのが9月、大阪のカフェで行われた弾き語りライブでした。
初めてのナマ圭吾
余剰を全て削ぎ落とした「素」のままで生きてるというか、インドの修行僧みたいな気合いと清々しさを感じました。
音楽も、声にすごく魅力があって、ギターも上手くて、想像以上に良かった✨✨
荒削りな魅力。
出番を待つ彼の愛器ハミングバード。
ライブ終了後、少し話せた中で印象に残ったのは、沢山文章が書けるのは、自分に欠けてる部分が大きいから、人と接する事で刺激を受けるから、みたいにおっしゃってた事です。
次は、11月22日のワンマンライブ。
の前に、一度梅田で夕飯ご一緒できました。
大阪粉もん、ねぎ焼き
シャイで人見知りなのでかなりの緊張…
坂爪さん、穏やかで対応も柔らかいんですけれど、時折ギラッと輝く内面の激しさ、狂気は隠しようもなく、やっぱり真剣勝負の趣きがどうしても漂うんですよね。
こっちは当たり障りの無い会話しようとするのに、どんどん内面引き出されてしまって、ほとんど人に話したことのない、夭折した親友のことなんか話してました。「こんな会話、彼ともっとしておけば良かったです」と言うと、「のぼるさんがこれから会う人の中に、その方は居ると思います」って返してくれて、ちょっと泣きそうになっちゃいました
そして11月22日、彼のバンド Agape の初ワンマンライブ。
物販
総勢7名という大所帯で、バンド内バンドもいくつかあって、それぞれのコーナーも楽しめつつ、印象に残ったのは、ベース保科さんの視線、りゅうちゃんのドラミングとピアノ、そして坂爪圭吾の歌声でした。
名曲 “snows”
このまま続くと誰もが思っていた Agape でしたが、なんとこの数日後に解散…。
そして新たに、先に書いた3人のメンバーで THE PRESENTS が結成。
ふるいにかけられたことでバンドの“鋭度”が飛躍的に増し、日夜研鑽を続け……イマココ……という感じです。
そんな彼ら THE PRESENTS のデビューライブが明日1月8日、渋谷にて行われ、ぼくも赴いて目撃してきます
坂爪圭吾、言葉一つ一つの本気度がまさにサムライ並みで、文字通り身を切るような真剣度で音楽と自分の“命”に向き合っているのが、日々更新される日記からビリビリ伝わってきます。
「オレはオレを生きてる。お前は?」
って、ガン見されながら問いかけられているような気圧を感じます。
彼の3ピースバンド THE PRESENTS 、何か巨大なものが姿を現す直前の予感が溢れている。
殺されてきます