えっと、もろもろで中断しておりました西国三十三箇所巡りレポ、今さら感ありありですが、最後まで続けてみようと思います。ちゃんと「輪」になるまで。
これ、えっと、もう9年前だ…(汗)
当時メインSNSだったミクシイ見返すと、なかなか充実の秋を過ごしとりました。
天河の数霊のイベントがらみで壺阪寺にお参りして、ご近所の三室戸寺にお参りして、その次の巡礼になります。
今日(11月24日)は大津市にあります、三井寺と石山寺に見仏に行ってまいりました。
ふたつともメジャー中のメジャーなお寺ですので、ぼくも何度かお参りしたことはあるのですが、今回は西国三十三カ所ご本尊御開帳に合わせて、しかもちょうど見頃の紅葉も楽しんでしまおうという贅沢な見仏企画でありました。
9時前に車で出発して、宇治川ラインをドライブ。
今朝は近畿圏一円に霧がかかっていて、所によっては濃霧注意報も出ていたくらいの激しさ。次第に薄れてはいったものの、山影にはそこここに白い靄がかかっていて、空も青と白の要素が混じり合ったような不思議な色合いで、なんだか神秘的な印象をもたらすお天気でありました。
まず三井寺こと園城寺に到着。駐車場入り口のモミジが奇麗に紅くなっているのを見て、嬉しくなってしまいました。
巨大な山門を潜って拝観料を払い、すぐ右手の釈迦堂にお参り。お堂は改修中だったのですが、中には入ることができました。
こちらには清涼寺式のほぼ等身大のお釈迦様がいらっしゃいます。まあるい穏やかなお顔で、とっても好きなお釈迦様像です。柔らかいぴりぴりフォースも感じます。ゆっくりお参り。右手のお地蔵さまも愛らしくて素敵でした。
紅葉の写真を撮りながら順路を進み、こちらの総本堂である金堂にお参り。ご本尊の弥勒菩薩さまは絶対秘仏だそうです(^_^)。お参りしてから、厨子のぐるりに並べてあります仏像群を拝観。半跏の渋い大黒さまや、円空仏、可愛い童子をはべらせたお不動さまなどがいらっしゃいます。
かなり広い境内。数々の伝説がのこる史跡を眺めながら、ゆっくり散策します。
紅葉も盛りではないものの、とっても奇麗でした。
9年前のことなんで、どこの写真なのか全く覚えてません…
まあ紅葉綺麗した
そしてメインイベント、境内南方、階段を上った高台にあります、観音堂へ。
いっきに開ける風景! 左手には白く霞む比叡山とびわ湖が広がっています。
少し疲れていたので、先に茶店であめ湯350円をいただきました(^_^)。「お若いのにお参りとは感心ですね」って、おじさんに声をかけられたりして。最近は若い巡礼人も増えているとのこと。愛想の良い茶店のおばさんの話しでは、8チャンのお天気お兄さんの片平さんも三十三カ所回られてるとかで、つい先日いらしたそうです。
さあ、見仏。お堂で一拝みして、御朱印を頂いてから、特別拝観料200円を払って堂内左手の方から内陣へ。いつもは勿論入ることはできません。
まず正面にいらしたのが、お不動さま、右に智弁大師、左に小さな如意輪さま。
そして、お堂中央一番奥の厨子の中に、ご本尊の如意輪観音さまがいらっしゃいますした。
去年末の大阪での三井寺展で、この方にはお逢いしてるんですが、やっぱりお厨子の中にいらっしゃるのが一番しっくりきますね。ほぼ等身大で、柔和なお姿。六臂で足裏を合わせた、典型的な如意輪さまのポーズです。まあるい、とっても優しそうな美しいお顔。伏し目がちの神秘的な瞳が素敵でした。
厨子の左には毘沙門さま、右には愛染明王さま。お二人とも「プリミティ仏」さんで、森からそのまま抜け出てきたかのようでした。
続きまっす