先日eテレで放送されました「100分de石ノ森章太郎」やっと見れました。
改めて認識したんですが、石ノ森章太郎の本って、平井和正関連以外は買ったことなかった。
手塚治虫は大好きでそれこそ本棚一つ埋まるくらいは買ってるのですが、小学舘の学習誌に『ガムガムパンチ』っていう作品が連載されていて、そこから自然と好きになってゆきました。
僕ら世代の石ノ森章太郎のイメージは、やっぱり「特撮物の原作者」ですね。『仮面ライダー』に『キカイダー』に『イナズマン』に『ロボコン』に、枚挙にいとまがないくらい。
今回の番組で主に取り上げられていたのが、『さるとびエッちゃん』『009』『幻魔大戦』『佐武と市捕物控』『仮面ライダー』で、さすがバランスのとれた構成。
『幻魔大戦』だけめっちゃよく知ってる訳ですが、石ノ森章太郎のどういう時代にどう誕生したのかが分かって面白かったです。夏目房之介さんはリアルタイムで読んでらしたようで、突然の打ち切りにショックを受けた、みたいなことをおっしゃってました。
今までは「時代的に早すぎて読者に受け入れられず終了」というのが一般的な解釈でしたが、七月鏡一さんがこういうツイートをされていて、いやあ、やっぱり人気あったんですね。
後の幻魔大戦サーガを考えてみても、しょっぱなのコミック幻魔がああいう終わりになったのもすごく大きな意味があって、締め切りとか含めて周囲のいろいろな状況も“神”なんだなあって思いました。